歴史的な木造建築は美しいけれど実は弱点もあります。
先日は木造最前線でしたが今日は時代をさかのぼってみます。朝のNACK5で聞いて欲しいなと思っていた御所と離宮の写真集をやっと見つけました。普段は見ることのできない人の目の高さでの写真集です。眺めていると最前線もいいけど古くからある建築は美しいです。けれど。。。。。
きょうは特に暑い日でした。
でも冬は寒くなってあったかい家に住みたくなります。
暑いときはクーラーで
寒いときは石油をがんがん炊いてあったかく
こんなことは
ごくごく最近の出来事です。
写真集にある建築では
確かに暑い日には涼しい感じがします。
では、寒い日にはどうしてたんだろうと思います。
なんかへそ曲がりな疑問です。
ここのところが歴史的な家の弱点だろうと思います。
開放的につくれば
風が通って涼しい家になります。
けれども、冬ともなれば、寒いです。
だから石油を燃やし電気を使ってあったかくしようとします。
たぶんそれで、寒さはしのげます。
今まではそれで良かったんですね。
電気は無限にあるものと思っていましたから。
しかし
電気は限りのあるものでした。
極めて危険な施設でつくられていました。
ようやく電力やエネルギーの使い方を真剣に
考えるときがきたわけです。
暑い日も涼しく、寒い日は暖かく
しかもエネルギーを半分にして
これが今後の自然回帰の家の目標です。
この運動を始めた人は前回ブログで紹介した
野池政宏氏です。
ここまで書いて古い建築はだめって言いたいのではありません。
古い建築や古民家は大好きです。
大好きだから夢の我が家も古い家よりのデザインかもしれません。
そうであるが故に
古い家の弱点を長所にした現代の家を
模索してる毎日です。
千葉工務店/「自然回帰の家」は ← ここをクリック
最後まで読んでいただいてありがとうございます。この記事が良かったな、参考になったな、明日も読んでみたいな、と思われましたらランキング投票バナーをクリックしてくださいませ。
↑ソーシャルブックマーク登録ボタンです。
« 最強の木造住宅をつくる『建築知識ビルダ-ズ No.05』です。 | トップページ | 夢の我が家の完成まで一月をきりました。 »
「 ●家づくりに思うこと感じること」カテゴリの記事
- ブログ再開。家の根源と本質な快適と自然素材(2017.08.02)
- 家を建てるための地盤と基礎をつくるための地盤調査(2015.09.29)
- 自然回帰の家モデルハウス 地盤調査の結果が思ったより良くて(2015.09.28)
- 自然回帰の家の新モデルハウスの室温予測です。(2015.08.24)
- 新築する家の風通しはとても良くなる! そう確信しました!(2015.08.08)
「 ●本 家づくりの現場から」カテゴリの記事
- 『永遠のディーバ』を読みました。(2014.11.16)
- 家とか建築をつくることへの憧れは『古寺巡礼』との出会いから始まりました。(2012.05.20)
- 寝床に本を持ち込んで楽しみたい北方謙三著『史記』です。(2011.08.22)
- 歴史的な木造建築は美しいけれど実は弱点もあります。(2011.06.29)
- 最強の木造住宅をつくる『建築知識ビルダ-ズ No.05』です。(2011.06.27)
「 ●エコな家作り」カテゴリの記事
- 『暮らし省エネマイスター』検定の検定試験結果通知書です(2012.11.08)
- 窓の前に日射や照り返しを防ぐ何らかのものを工夫することが、この夏の省エネにつながります。(2012.07.16)
- 床から高いところにある窓を開け閉めできれば涼しく暮らせます(2012.07.11)
- 節電の夏。風の出口を立体的に考えれば、いいこといっぱいです。(2012.07.04)
- 家作りでは風の向きを考慮した窓の設計が大切です。(2012.07.02)
「 * 建築の本」カテゴリの記事
- 家とか建築をつくることへの憧れは『古寺巡礼』との出会いから始まりました。(2012.05.20)
- 歴史的な木造建築は美しいけれど実は弱点もあります。(2011.06.29)
- 最強の木造住宅をつくる『建築知識ビルダ-ズ No.05』です。(2011.06.27)
- 18年前にワクワクしてた燃料電池が夢の我が家で実現。それはもうとびっきりのワクワクです。(2011.05.16)
- 「長期優良住宅」と「食寝分離論」がくっつきながら歩きます。(2009.07.02)
この記事へのコメントは終了しました。
« 最強の木造住宅をつくる『建築知識ビルダ-ズ No.05』です。 | トップページ | 夢の我が家の完成まで一月をきりました。 »
コメント