なかのひと


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2010年6月 3日 (木)

ドイツで訪ねた住宅展示場、目指す先は一緒。素敵な家づくりをと思いました。

_min3764_4ドイツ三日目の午後に訪ねた住宅展示場ですが、今の日本で求められているものと同じものを感じました。フェルバッハという駅で降りてなんとか到着です。

まずは一巡りしてみましょう。

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どの家も軒が出ているようです。
今まで見た木組みの家は都市部のものですが、
ここでは建てる場所が郊外だからなのでしょうか。
ドイツでも軒を出したいというのが要求なのでしょうか。
そして、よく見るとどの家も梁は木造でした。
 
 
その中で非常に気になった家に入ってみることにしました。
日射しを遮るルーバー状の庇も出してあります。

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ビオトープまであります。

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これがルーバー状の庇です。
よく見ると
外付けのブラインドも仕込まれています。

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中に入ってみると
非常に明るい家でした。
妻はなんだか気に入ったらしく
なにやら研究を始めています。

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2階は高さを抑えて壁際は天井も低くなっています。

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下の写真は展示してあった壁のサンプルです。

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左が外壁のブロックで、
そこに断熱材があらかじめくっついています。
トータルするとかなり厚いですね。

_min3827
 
 
 
寒い日でも暖かくなるように断熱を厚くし
日中は日射しを入れるように窓を大きくし
そして
暑い日はその日射しを家の中に入れないように
ルーバーや外付けブラインドが工夫されています。

日本でいう「長期優良住宅」を求めていくと
同じ結論になるのと同じなのかなと思いました。
さらにビオトープまでついています。
ここまでくると外部の環境まで意識していますね。
日本でいう「環境共生住宅」まで入ってきます。
 
 
家をつくるときの方向は日本もドイツも同じなのでしょうか。
 
 
同じだと思う理由は
省エネを目指しています。
ここで断熱を強化し、太陽の光を利用し
暑いときには不要な日射しを
庇やブラインドでコントロールしようとの方向が見て取れます。
さらにビオトープです。
 
 
ドイツでも日本でも家には人が住みます。
どこへ行っても同じです。
しかも省エネをして地球への負担を小さくしようとしています。

目指す先は同じです。

これにドイツでは木組みの家
日本ならば伝統的な木の家を
組み合わせながら素敵な家づくりをしたいなと思いながら
次の目的地エスリンゲンへ向かいます。


おきてがみ

 
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コメント

Tatsuro様

ここは何度も私も訪れていますが、こんな家に住みたいな〜と思う程度で
散歩して終り、、
でも Tatsuro 様の視点からみるとやっぱり興味深いですね。
勉強になります。

Tatsuro様のおっしゃる

〉省エネを目指しています。
〉ここで断熱を強化し、太陽の光を利用し
〉暑いときには不要な日射しを
〉庇やブラインドでコントロールしようとの方向が見て取れます。

まさにお察しのとおりです!!
ドイツの建築法もよくかわり 近年では
断熱は◯◯ cm以上、屋根には太陽熱温水器を設置せよ、、など
いろいろ決まりがあるみたいです。

ナカジマさん こんばんは
今は日本の午後9時、そちらではお昼過ぎですね。
家づくりは人の生活の基本であると同時に、国の文化なのかもしれません。
そのために建築に関する法や制度があるように思います。
日本の行政も馬鹿ではありませんから、素敵な国を作る方法は示してくれています。
ここをどうやって使いこなすかは家づくりに携わるものの義務なのだと思っています。
いろんな決まりも、人のため、社会のためにあるのですから、その根本を見違えないように行きたいものです。
逆に言うと、納得できないものには従わないときもあるかも、、、です。

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