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2009年10月22日 (木)

ツーバイフォーと在来木造どっち?ブランド品か物語と夢どれを撰ぶ?ここから家づくりはスタートすると思います。

ツーバイフォーと在来木造、どちらが強いですか?と質問されることがあります。答えを先にいえばどちらも強いです。
どちらも強いのです。この二つを比較してみましょう。

ツーバイフォーは誰が施工しても強い家になるように
システム化がなされた家です。
このときに設計にはノウハウがあるようです。
壁を広くて長い面材で形作り、ちょっとの力では簡単には壊れません。
ニュースなどで
洪水で家がプカプカ浮きながら流れるのを見るときがありますね。
激流にも耐えられることのあかしです。

在来の木造はいい加減な施工をしてしまうと、
阪神淡路大震災の時のように地震で壊れます。
在来木造は筋交いで地震に耐えるのですが、
この筋交いを入れるときにバランスとか必要な量
さらに筋交いに力を伝える床の構造をきちんと考えます。
こんな家が強い在来木造の家です。

どちらも強いのですが、ここで問題が残ります。

ツーバイフォーをつくる面材とは即ち合板です。
合板は接着剤で薄い木材を何層にも重ねたものです。
この接着剤がいつまで持つのかが問題です。
接着剤には化学物質が含まれます。
これがツーバイフォーの問題です。

一方、在来木造には問題は
在来の木造で使うムクの材料は品質にばらつきがあります。
作り手の力量によって出来上がりの差が大きくなります。

どちらもパーフェクトではありませんね。

ツーバイフォーの設計に経験豊富な作り手で、
合板の接着剤も気にせず、その耐久性も考えず
在来木造の作り手の力量抜群であれば
ツーバイフォーも在来木造もどちらも強いです。

けれど、同じ土俵では語れない問題でもあります。
ツーバイフォーも在来木造のどちらにするかは、
強い弱いが論点ではなく、ようはどんな家に住みたいかが大切です。

量産による優れたデザイナーによる流行ブランド品

手づくりによる少量生産がゆえの物語と夢

どちら撰びますか。

まずはここから始まるのが家づくりではないでしょうか。


おきてがみ

 
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