「長期優良住宅」の耐久性を考えてみます。
省エネ性、耐久性、可変性、メンテナンス性、工事の履歴、定期点検について一定の水準を満たすものが「長期優良住宅」です。そのうちの耐久性とはどんなものでしょうか。家の寿命が75年から90年の家をつくりなさいということです。
昨日は省エネ性を上げるために断熱の強化をはかる必要があると書きました。
じつは断熱を強化すると家の寿命が縮まります。
断熱をしなければ家は長持ちします。
わかりやすくいえば
冬の寒い日の外では結露は起こりません。
どこも気温と湿度が同じだからです。
冷たいガラスのコップを出しても水滴はつきません。
ところが
室内で冷えたガラスのコップを取り出すと水滴ができます。
断熱をしていない家の状況が屋外で
断熱をした家が水滴のついてしまうガラスのコップです。
これが、断熱をすると家の寿命が短くなる原因です。
パラドックスです。
家は暖かいほうがいい。
家は長持ちさせたい。
どちらもたいせつです。
そのためにどうしたらいいでしょうか。
余計な水分を、速やかに外に逃がしてあげれば
結露はおこりません。
また
たとえ柱や梁が湿ってもすぐに乾かすことができれば
家は長持ちします。
常にジメジメしてるところは
木材であれ金属であれ、ボロボロになります。
結露をおこさなず
湿りそうなところを乾燥状態に導くテクニックが必要です。
外壁に通気層を作り
その中は常に空気が行き来して
乾燥状態を作り出すのが、方法です。
断熱すると家が短命になるとの問題を解決するわけです。
いやあ 家づくりは楽しいけれど難しいですね。
けど、いろんな問題を解決していくのも家づくりです。
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