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2009年5月 9日 (土)

家が完成しました。そして晴れてお引き渡しです。

P1030017_3ここのところ紹介している自然回帰の家が今日お引き渡しでした。いつもそうですが家をお引き渡しすると何だか悲しいです。お客様にはほんとに喜んでいただきました。そのとき「北側の窓で明るいし風もとおりますね」とお褒めいただきました。

階段を上がって2階に上がるとこんな景色になります。

P1030099_2_s

北側にあるこの窓からは、林を味わえます。
上の方に見えている黒っぽいのは梁です。
もともとここにあった古い納屋の梁を再利用しました。
 
 
ここからさらに南にまわって吹き抜け越しに北側の窓を見ると

P1030017_2

縦に走ってるのが薪ストーブの煙突、
横に走ってるのが納屋から再利用した梁です。

古い梁はアクセントになってるし、
北側の窓も家の風通しと明るさを得るのに役立っています。

吹き抜けをつくるために壁の位置を考えて筋交いの配分に気を使いました。
吹き抜けがあると、横の力を筋交いに伝える役割を持つ床がなくなります。
吹き抜けの左と右で、それぞれ地震に耐えられるように、
筋交いを配置しなくてはなりません。

簡単そうですね。

吹き抜けをつくるならば、最初から
「筋交いをここ、あそこ、そっち」と考えておかないと家にはなりません。
最初から気を使うべきことがらです。
最初から思っておけば簡単ですが、
吹き抜けと筋交いを別々で考えると難しくなります。

窓も北とはいえ、大きくしておいて正解でした。
この窓も筋交いや柱などと絡み合いますから
この点も最初から同時に解決の方向を見ていなくてはなりません。
気を使いながら考えておけば、何でもないことです。
気を使うか使わないかが、大きな別れ道ですかね。

こんなふうに、計画当初から気遣いをしながら現場に通います。
そしてお客さんと話をしながら、
それまでの考えが間違いがないか、確かめることになります。

今日はお引き渡しでした。
裏を返すと
お客さんとの頻繁なお話ができなくなり
家のことも考えることができなくなります。
お引き渡しは
お話と気遣いの一応の終わりになるから悲しくなってしまうのでしょう。

もちろん、建てて終わりではありません。
こんな感傷にふけるのも家づくりならではと思います。
 
 
 
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コメント

素敵なおうちですね~
薪ストーブって憧れます。
梁もアクセントになっていていいですね。
写真からでも居心地の良さを感じます。
お施主様が羨ましい♪

ビルダーナースさん こんにちは
自賛かもしれませんが
ずうっと座っていたい家になりました。
この家がお客さんの幸せにつながればいいですね。

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