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2009年3月 6日 (金)

家づくりの政治目標とはなんでしょうか。

Moltke誉れある軍人の論文は家づくりとはあまり関係ないと思われるでしょう。私にとっては毎日仕事をしていく糧となりえるように思います。もう少しだけモルトケの話をさせください。
《政治が賢明であれば欲望に振り回されることなく、必要不可欠の目的に勢力を配分するものである。》
(片岡鉄也編著『戦略論大系〈3〉モルトケ』P45より

これにはいろんな意味があるようです。
モルトケはドイツ参謀本部の参謀長として
軍事的な欲望と政治の関係を言っています。

具体的には、
プロイセンがオーストリア軍を破ったにもかかわらず
その首都ウィーンを占領しなかった理由を説明しています。
オーストリアとの戦争の目的はドイツの統一にありました。
政治の目的がはっきりとしていたのです。

政治目標がはっきりとしているからこそ
軍事行動は暴力であるにもかかわらず
相手を徹底的に痛めつけるという欲望を抑えれたのでしょう。
政治が賢明であるというより、
目標や夢がなんであるのかが大切なことだろうと思うことにします。

政治は倫理や哲学は語りません。
ここを語りはじめると盲信になりかねません。
政治は、具体的な生活目標を人びとにあたえることです。

では自分の身に帰ってみたら、
はっきりとした目標と夢があるのかなと思うようになります。
ここがたいせつです。
大きな意味での目標は夢ある家づくりです。
ただ、これでは倫理とか哲学と同じで、生活を見据えた目標ではありません。

誰に対しても嘘をつかず曖昧な部分を残さないようにします。
このために、入念に話をして、これを図面に描き直します。
すると、家づくりを進めるごとに信頼がましていきます。
つくる側も、作業がスムーズに運びます。
こんな環境をつくるために戦略を練らなくてはいけません。
そうすれば安定的に家づくりを続けられるはずです。

これが手づくり木の家を思うときの
家づくりの政治目標です。
 
 
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コメント

こんばんは
なるほど・・です!
どこぞの政治家さん達にも
心得てほしいものです。

桧原さん こんばんは
政治家は無論のこと心得て欲しいですね。
それから我々ミドルの世代も理念みたいなものを分かりやすい目標に翻訳しなくてはと、思っています。

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