なかのひと


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2009年2月12日 (木)

家づくりではお客さんの希望をお聞きしながら、技術的な解決と デザイン上のアイデアを盛り込みます。

01最近ブログの更新が滞り反省気味です。今日は意を取り直し現場からの報告をアップします。左は現在工事中の現場の妻側の軒です。壁から1m20cm軒を出しています。軒を出すのはお客さんの当初からの希望であり、「自然回帰の家」の基本的な姿です。

下の写真は、吹抜けの様子です。
まだまだ大工さんが工事中ですので仕上がりのイメージはしにくい状況ではあります。
横にかかっている太い梁が杉の丸太です。
そこから右に突き出しているのが杉の梁です。
この梁の上にスノコを張り、床を作るのですが、
ただ床を作るだけだと吹抜けの上の窓からいってくる光をさえぎってしまいます。

02

そこで今回は
4cm×4cmの木材を4cmくらいの隙間をあけながらはっていきます。
上の写真はこの作業をし始めたところです。

丸太の大きな梁もお客さんの当初からの希望でした。
 
 
2階に上がると、特徴があります。
それが写真に写っている黒っぽい梁です。
もともとあった納屋に使われていた梁を再利用したものです。

03

これも
「すべてを壊してしまうのがもったいなく、再利用できないか」
とのご希望を実現させていただきました。
 
 
外に出て屋根を見上げると軒が出ています。

01_2

普通に軒を出すのはそんなに難しいことではりません。
お客さんの希望は、「和風建築に良くある垂木を見せずに軒を出してほしい」
というものでした。

軒を長く出せば出すほど、垂木と呼ばれる軒を支える木材が大きくなります。
垂木を乗せている母屋と呼ばれる骨組みも大きくなります。

材料が大きくなると、屋根が分厚くなってきます。
分厚くなると形が重くなってきます。
これも困ったものです。

そのために、軒の天井を二段にしました。
 
 
家づくりではお客さんの希望をお聞きしながら
技術的な解決と
デザイン上のアイデアを盛り込んでいかないと
夢ある家づくりには行き着きません。

今日も明日も頑張ります。
 
 
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