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2008年10月 3日 (金)

家作りは社会学の実践です

家作りはお客さんのためにあります。
お客さんは社会の一員です。
作り手も社会の一員です。
どんなことがあっても社会との関わりは捨て切れません。
ですから家作りは社会との関わりです。

 
いきなり結論を出しました。

家を建てる時にはそのポイントとなるところで、
例えば解体工事の前、着工する時、引越をしてきた時、
作り手が単独で近隣にご挨拶をする時もありますが、
たいていの場合はお客さんが自主的にご挨拶をされています。
家作りが社会の中でのことだからです。
工事中の現場でも、前の道路を掃除するのも社会との関わりです。
モデルルームを持ち、ご近隣とお付き合いするのも社会との関わりです。
工務店なのに、いろんなグッズ、食品や塗料や石けんなどを並べるのも社会との関わりです。

家は発注されたお客さんが住まいないなり、
お客さんの夢もいっぱいつまっています。
人の夢を形にし、家が建つと少なからず廻りに影響を与えます。
隣家には影が落ちるし、
道路からは姿が見えるので街並みを形成する一つともなります。
作るときには職人の大きな世界とも関わり、職人がいないと家は出来上がりません。材料のことになれば地球上の山川草木につながります。

このように
家作りは社会の中での一つの出来事と考えてもいいでしょう。

人は社会の中での行動の一つとして家をつくります。
 
 
という事は家作りの向こうには社会があるという事です。
 
 
だからでしょうか、たつろうは社会学も時折勉強します。
昨日は『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読みました。
難解といわれ、過去にも何度か挑戦し、今回また読み直しました。
 
 
読んでいくと目の前に現れる出来事は、やはり社会の根本にあるものの影響でつくられているのだなと感じます。
マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は、宗教に基づいて一般的に持つ感情が社会をつくる根本であるとの考えです。
これによりつくられる社会の方向性を左右するのものを
マックス・ウェーバーは「エートス」と名付けました。
 
 
もっと簡単にいうと雰囲気なのだと思います。
組織が持っている雰囲気。
個人でも雰囲気があります。
この雰囲気は常に思っていることから作られます。
常に商いの事を考えていたら商人の雰囲気を醸し出し
物作りに励み工夫や鍛錬を怠らなければ職人の雰囲気になります。
職業というものは人の考えや行動様式も左右するので、
こういった雰囲気が表にまで出てくるのでしょう。

職業によらずとも、その人の根本思想があるならば、常にその根本に照らして判断し行動します。
理念といってもいいかもしれませんね。
企業ならば経営理念だったり、今では「クレド」といったります。
「クレド」とはラテン語で信条とか志とかいった意味です。
物事を判断していく時の物差しです。

こんな物差しがあると、個人の主観による決定ではなく、
一度その共通の理念と照らし合わせて行動ができると思います。
ですからチームでことを進めるときにも、各人の判断が一定の方向を向くようになります。
 
 
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』によると、
プロテスタントの倫理観では神から予定された天職と禁欲がすべての基準となる社会となり、
「時は金なり」との格言に代表されます。
禁欲的に働き、欲望をかなえる贅沢は否定するけど、蓄財は許されます。
その結果として資本が蓄積され、投下された資本によって産業が発展し資本主義社会となったいうのです。

ここでは宗教が雰囲気を固定したことになります。
宗教ですから寝ても覚めても思ってるからですね。
 
 
家作りでも一緒なのかなと思います。
いかに社会に関わるのかが問われると思うのです。
その関わりか方をどうするのか、
どんな思いを基本にして関わっていくのかが問われています。
 
 
家作りのずっと向こうを見ようというのは、
こういった気持ちです。
こんなことから社会学の勉強もしてしまうのですがね。
そして勉強した社会学を実践するのが家作りです。
 
 
家作りの根本思想って何ですか。
自分にも明確に、それを聞いたまわりに人にも伝わる思い、二つともにはっきりさせようと思います。

今のところ、強烈な言葉で言い表す事ができませんが、
でも、ごくごく普通のことなんだとは思いますけれど、
実現しなくては思います。

さあ。あしたもこれに向かって走ります。
 
 
 
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コメント

tatsuroさんは家づくりに哲学をお持ちですね。
社会学・・あまり難しいことはわかりませんが、自分がピンクが好きだから、外壁にピンクを使うなんて人が家を建てないように、助言、アドバイスをしていくことかなぁ自分的には。漫画家のU津さんが赤と白のシマシマの外観にするのを、住民が反対していました。あれからどうなったのか知らないですが・・・。自分さえよければでは、家は建てられない。そんな感じですか・・。現場に看板上げてたS林かわいそうだったなぁ。

gonsukeさん こんばんは
哲学というよりは、結果からすると、もっともっと簡単なことなんだろうと思います。
平凡に生活と密着してることが家作りだと思います。
ちょうど利益最優先のビルダーが消滅するようなことです。
あしたもがんばります。

お久しぶりです♪

マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、懐かしいです!
大学時代に社会学を専攻していた私は、まさにこの本で卒論を書きました。
もう一度、読み返してみよ♪

ウェーバーを読まれたら、エミール・デュルケムなんかも読まれると面白いかもしれませんよ。

社会学は、自分自身や周りををより客観的に見られるようになる学問だと思います。
それに、社会学的な見方ができるようになると、いろんな事がより興味深く面白く感じられるようになりますね。
迷った時の社会学、だと私は思います♪(^-^*)ゞ

しゃけさん こんばんは
おひさしぶりですね
デュルケムもたしかに面白そうです。
でもその前にウェーバーをもすこし読もうかな。

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