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2008年9月12日 (金)

地球からレンタルして作り大切に住む家が素敵かなと思います

001これは残暑の厳しい8年前に見た茅葺きの屋根です。
目に焼き付いて忘れられない光景です。

001_2

8年前のちょうど今頃、弘前で見た武家屋敷、伊東家の茅葺きの屋根です。
日が焼き付く日に、はっとしてしまいました。
中に踏み込んだら涼しいし、生き物のように存在していました。

現在ではなかなか見ることの出来ない景色です。
こんな家に我々の祖先は住んでいたんですね。
江戸時代という鎖国の時代で、日本列島という限られた世界に生きていたわけです。
地球という限られた世界で現代では住んでいます。
どちらも限られた世界に生きている、今も昔も変わりません。
限られている空間が拡がっているだけです。
鎖国の時は海で区切られていただけです。

限定されていても、工夫と心意気で暮らした証がこの屋根です。

まわりの環境から借りてきた材料で家をつくって暮らしたそのものです。

身のまわりのものを地球からレンタルし、用が済んだら土に返し、そしてエネルギーを節約することの過去の実例がこの写真ではないでしょうか。
この例を現代でもと思うのです。
エコとか低燃費とかリサイクルとか、いろいろと言われていますが、過去の日本列島では普通にあった事です。

だから、現代でも思います。
資源を地球に貸してもらって、有効に使わせてもらったらいいんじゃないかなと思うこの頃です。
 
 
 
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コメント

生活が便利になって進歩したかのように錯覚しますが、昔の暮らしぶりの方が無駄を一つも出さずに合理的なんですよね。
茅葺きなんて風土に合った最高の断熱屋根。
いくら新しいものが開発されても、最後はここに戻るのかなぁと思います。

ビルダーナースさん こんばんは

ただただ過去に帰るだけでなく、それでも現代に会うような、そんな家をと思います。
それの条件の一つが200年住宅のような耐久性だと思います。

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