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2008年9月25日 (木)

手刻み作業を作業場から中継です

P1000759_s今日の作業場から、丸太や柱の刻みの中継です。今週末に建て方をする家の加工が急ピッチで進行中です。
カメラを向けたら大工さんはポーズをとりましたが、これはポーズを忘れたころに撮りました。
最近、デジカメが大活躍です。

屋根のいちばん高いところを棟といいますが、その棟にあるのを「棟木」といいます。
いちばん高いところですから、左から右から垂木が上がってきてぶつかるところです。
この写真は、棟の垂木が乗る部分をノミで彫っているところです。

P1000759_s_2

簡単に書きましたが、この作業の前には墨付けをします。
「墨付け」というのは、柱と梁の配置を書き示した「伏せ図」と平面図や立面図、矩計図から推し量って梁を加工する線を入れる事です。
この線に沿って大工さんが実際に手作業で加工します。
この線のことを、特に「墨」(スミ)といいます。

水平なことを建築では「陸」と書いてロクと呼びます。
ですから水平の基準墨を、陸墨(ロクスミ)といいます。

この写真の場合は、墨で垂木の位置が示してあるので、まずは鋸で切り目を入れて、ノミで加工していきます。
この加工をしているのが上の写真でした。
 
 
別のところでは、丸太の梁を支える柱を刻んでいます。
このように柱や梁を手で加工するのを、刻む(キザム)といいます。
ですから、柱や梁をすべて大工職人が手作業によって加工する事を「手刻み」(テキザミ)といっています。
「自然回帰の家」では、丸太や大黒柱部分は手刻みなのです。
さらに今回は既存の丸太梁を再利用しますので、ここも手刻みです。

下の写真は柱を刻んでいるところ。

P1000798_s

丸太の梁の下から柱で支えますが、丸太は丸いので、柱は丸いところにささります。
柱は丸太と取り合うところで丸くなります。
写真はその丸いところをノミで加工しているところです。
 
 
実は、大工さんが加工している脇で、再利用する梁を女性社員が洗ってくれました。
さらに、もっともっときれいになるように、ベンガラと硝煙で塗装もしてくれました。
感謝感激です。

すごくきれいになった古い梁が息を吹き返す日、もうすぐです。

いろんな人が協力して家ってできあがります。
感謝です。うれしいです。

そして上棟が楽しみです。
 
 
 
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コメント

こんばんわです。
いろいろなプロセスがあって家が
できるんですよね!
完成も楽しみになるはずです。
昔は、餅やお金もまかれて近所の人も
楽しみにしていた様におもいます。 

桧原湖北部之公一さん こんにちは
返事が遅れました。失礼いたしました。
明日が晴れるように祈るだけです。
明日が楽しみです。

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