体で感じる快適は『住宅市場動向調査』ではどのような結果なのでしょうか
国土交通省から公表されている『平成19年度住宅市場動向調査報告書』について、3回目です。
その前に今日は、八月八日の末広がりで六曜でも友引でホントに良い日なので、地鎮祭を執り行いました。
地鎮祭の後にお客さんとお話をしていましたら
「今の家はずいぶんと断熱の性能が良くなってますね」
「でも、体で感じる快適はまた別の問題ですよね」
と、そつなくというか、静かにおっしゃられました。
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たつろうは、そこまで真剣に考えての、断熱へのこだわりだったなだと感じるのでした。
やはり、
お客さんは我々が考えているより深く考えてられてるようです。
『平成19年度住宅市場動向調査報告書』の「今回の住宅に決めた理由(設備ついて)」をみると
調査結果の全国平均が
下は首都圏での調査結果
住宅を決めた理由の中で多い回答が「高気密・高断熱住宅だから」です。
全国平均で 54.9パーセント、首都圏では 51.4パーセントにもなります。
約半数の人が「高気密・高断熱」を住宅を選んだ理由に上げています。
でも、このまま、あ!そうね! と受け取っていいのか疑問です。
というのは、いわゆる高気密高断熱の家に入ってみて、あまりに空気が乾きすぎて喉が痛くなって、直ぐに家を出たくなった、との経験があるからです。
だから
断熱の性能 イコール 快適な体感 とはいえないと思うのです。
普段からこんなふうに思っていたら、
今日地鎮祭を行ったお客さんから
「今の家はずいぶんと断熱の性能が良くなってますね」
「でも、体で感じる快適はまた別の問題ですよね」
との発言を耳にしました。
断熱に性能を上げれば、少ないエネルギーで冷暖房が出来ます。
あくまでも少ないエネルギーで冷暖房が出来る、といえるだけで、
必ずしも人が快適と感じるかというと、これはまた別の要因が絡んできます。
ここのところは、お客さんはとっくに気づいています。
作り手は、世の中が高気密・高断熱というから、そうすれば売れるから、とこんな感も否めません。
お客さんは、こんな点もお見通しです。
より多く売りたいがための、住宅の性能をいってるだけじゃ?と、
こんな目なのでは思います。
決して調査結果にある字義通りの「高気密・高断熱」ではなく、
気持ちの良い家を求められています。
そして、この快適な家を少ないエネルギーというのが時代の要請で、お客さんの思いでもあると思っています。
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