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2008年7月27日 (日)

建築士法改正に織り込まれている心こそ大事です

「建築士法」という法律があります。これは建築物を設計し、工事中における監理を行う人の能力や義務を規定したものです。
この法律で定められた条件を満たした個人に建築士の資格が与えられます。
この「建築士法」が改正され2008年11月28日から施工されます。

そもそも家の設計は建築士の資格を持っていなければできません。
建築士には「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」の三種類があります。たつろうは「一級建築士」です。

それぞれに設計・監理できる建築の違いはあります。

この中では”一級”というくらいですから、
最も格は上なのですが、こと木造建築に限っていうならば、
その限りでもない、とも言えます。

木造の場合は、伝統的に培われてきた職能により達成される領域が極めて大きいからです。

だからといって建築士が不要とは言えません。必要です。
どんなときに必要かというと、二つの面があります。
 
 
一つは、確認申請は、建築士の署名・捺印をして、建築士の責任で設計をしたので建築して宜しいかと、審査を求めることです。
ですから、施主が自分の家だから、
 「なんで自分で申請出来ないんだ」
と言っても、受付けてもらえません。

また
「昔から良い家を作ってる大工が作るんだから申請なんか必要ない」、というのも通りません。
 
 
もう一つは、時代が要請し、人びとの願いが、具体的に盛り込まれているのが法律だと解釈すれば、それを正しく理解して現実の家作りに活かさないといけません。
法律にあることは最低限のことなのですが、その最低限のことも忘れているのではお話にはなりませんね。
さらに、それ以上の職能を発揮しなくてはならないでしょう。
 
 
こんな事で、建築士は必要なのです。

こんな建築士に関する法律が大きく二つの内容で改正されます。

建築士の能力を一定基準以上に保持するために、
 ・建築士の資格の要件を厳しくする
 ・建築士の恒常的な能力開発を義務化する
もう一つは
 ・構造設計一級建築士
 ・設備設計一級建築士
の創設です。

設計し工事監理する人を厳しく管理し、ことに建築の安全性に直結する構造と設備に関する専門の職域を確立することが、今回の改正の眼目です。
 
 
具体的に、家作りの現場で起こることは、耐力壁の位置や量について、「建築士よもっと丁寧に設計しなさい。丁寧にしたことを書類と図面にして確認を出しなさい。」と、結論出来そうです。
 
 
でも。こんなこと。ですかね。

ここまで書いたことは、どのように家を作るかということです。
どのようにつくるか、どんな工法、どのような性能を満足させるか、建築士法の改正で浮き彫りにされたまでです。

どんなふうに作るかに焦点を当てることだけで、家を作る人が幸せになるでしょうか。
もっとも、ここまでのことは最低の条件ではあります。
 
 
このように、思ったり、作っていくのも人です。

人が関わらないと、どのようにつくってるか、どのように作るかも舵取りが出来ないはずです。
どのようにつくるかを、常に真剣に思っている、そんな人が関わることが何よりも大事なはずです。

いつでもそうなのですが、法律とか制度ではそこに関わる人の心までは左右できないんですよね。
人の行う範囲や優劣は制度や法律の範疇です。
けれど、肝心の心はというと、
個人の生き様に頼るしかありません。
あるいは、個人の属する社会や組織の暗黙のうちのコモンセンスで生きていくのです。
社会が何をやっても良いから、売り上げをのばせ、何より儲けだ、では、やっぱり人は儲け話を優先します。
ここは、建築士法ではなんとも出来ません。
 
 
やっぱり人と、人の属するチームの雰囲気なんですね。

自分一人のことは自分で出来ます。あとはその人を中心にしてチーム自体に夢があるか、家作りに励んでいくような雰囲気を作れるかが問題です。
たつろう個人に限らずに、たつろうの周辺にまでにインフルエンスをしてるかってことです。

個人の領域では良いと思います。
あと、廻りにまで心を広げたいと思っています。
 
 
 
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コメント

人の心が一番重要ですね。
コストや儲けのことばかり考えておれば、工務店はできませんよね。

gonsukeさん こんばんは

心を大事にして生きていきたいんです。

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