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2008年7月 8日 (火)

マラカイトグリーンは畳にも使われるので人ごとではありません

世の中、ウナギの偽装事件で大騒ぎです。食品への使用が我が国でも中国でも禁止されている「マラカイトグリーン」が偽装ウナギから検出されたことに、もっとビックリしました。実を言うと畳の表に張ってあるイグサの染料として使われることが多い「マラカイトグリーン」です。たしかに「マラカイトグリーン」は食品への使用は禁止されてますが、工業用染料としては規制がないようです。悲しい現実です。

もちろん、自然回帰の家ではマラカイトグリーンで染めた畳は使っていませんよ。これはずっと昔からです。
自然回帰の家の見学会とかモデルハウスに来ていただいた方には必ず説明していますので、「マラカイトグリーン」と聞いて、偽装ウナギのようなニュースがないなって、不思議に思ってる方もいらっしゃるかもしれません。
このマラカイトグリーンをマウスに食べさせるとその半数が死にます。極めて危険なのです。しかも発ガン性物質に指定されています。
こんな危険なものが家の中に紛れ込んでいるのは驚きと同時に悲しいですね。

ちっちゃい子が畳の上に落っこちた飴やお菓子を口にしたら。。。
恐ろしくありませんか。
しかも、子供は鼻や口が床に近い上に、体重に比する呼吸量が大人の6倍です。大人よりたくさんの空気を吸ってるんですね。
マラカイトグリーンの畳の上で子供が息をすると、怖いですね。

と思えば、「無化調」(むかちょう)という言葉。言葉というより略語なんですね。一般的に通用してるようです。無化学調味料、「化学調味料を使用していない」ということです。
それの証拠に『無化調ラーメンMAP―東京・神奈川・千葉・埼玉』が売れているようで、Amazonでは品切れ状態のようです。
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食の世界では、添加物や防腐剤、化学調味料などに敏感に反応するのに、未だに家作りの世界では危険な化学物質がまかり通ります。
知らなければずっと知らずにいること、です。
「無分別で選ぶ畳は、危険かもしれません」
と、敢えて、お客さんに話すようにしています。

そんな畳なんか入れない!ともなるかもね。

ここで、もう一回立ち止まって考えましょう。

漆喰、珪藻土、無垢板、畳と比べてみると、畳が最も調湿性が高いんです。畳をあきらることは、適度な湿度をあきらめることになります。これはこれで悲しいことです。

とにもかくにも食べるものも家作りでも、知るべきことをきちんと把握して食事も住まいも楽しみたいですね。
 
 
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コメント

最近になって化学物質の名前が明るみに出だしましたが、今までの私たちの食生活はどうだったのでしょうか?私たち40代、怖いですね。

ウナギ好きでたまに買って食べていたので、今回は殊更ショックなニュースでした。
添加物や化学調味料、農薬の影響がいつ体に発症するのでしょうか・・・・
寿命が延びてもそっちが怖いですね。

フローリングも新建材が多いですし、畳もそんな危ない染料が使われ、家にいる方が不健康ですよね。
近い将来メーカーの功罪が問われると思います。

gonsukeさん こんばんは
なるべく注意して食べるものは選びたいですね。

ビルダーナースさん こんばんは
怖い話がある中、なんとか誠意に満ちた家作りをと思います。

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