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2008年6月 2日 (月)

家作りでの感動

家の価値とはなんでしょうか。
言葉を変えるとどんな家を望むのでしょうか。
いろんな答えがあります。

なるべく広くて大きい家。広ければ使いやすい家だから。
小さくても良いから住み心地の良い家。
省エネルギーを目指すエコロジーハウス。
安全な家なのか。


こんなふうに言葉を並べてみると、いよいよわからなくなります。
家作りは「衣・食・住」というように人の生活の基本なのに、
実際には、家の価値とは何かよくわからなくなってきます。

それを端的に示すのが坪単価なんです。
開口一番、坪単価はいくらと聞かれることがあります。

「安価に作るのが良い」との思いがあるように思えてなりません。
その前に、
家の価値とか、
どんな家を望むのかを先ずははっきりさせるべきと強く主張するのですが、
何故だか軽くいなされることがよくあります。

何故だろう。

食べるものを買うときには、値段より、産地とか含まれている添加物とか生産日とか、食べるものととしての基本的な質を確かめると思うんです。
これは私だけのことでしょうか。
もちろんバランスもあるわけですけど。
全てを質の高いものだけで揃えるのも無理はあります。
これだけ安く買ったから幸せってなるかしら。

もちろん安い方が良いでしょうけど、
やすくやすくを求めすぎたから
危険な加工食品が増えたのではと思います。

消費者にわからないからといって、とんでもない混ぜものをして、
安いものを提供していった結果が食品偽装ですよね。

安いものを消費者に提供して、喜んでもらってるのだから、
社会的使命を果たしているから良いんです。
と、いうのが本物なのでしょうか。

価格を抑えていると努力をしている。と、評価はされるようです。
その根拠は、お客様第一を掲げて工夫しているから、です。

けど、コスト競争やコストを抑えることだけで解決できるかしら。

たつろうはできないと思います。
だってそこには心の底からの感動がありません。
正直さがないから、なにか後ろめたさが残りますよね。

正直な態度を貫いた上で、家作りで感動できるか。
正直というのは、うしろめたさのない安全です。
ここを真っ直ぐにやっての感動がコストです。
と胸をはるのが、ほんとうのところではないでしょうか。

感動の種類はいろいろとあり、
感動の種類がそのまま家作りのパートナー選びだと思います。

感動を作りかたはそれぞれ違いますから、
あなたが感動したい事、そこをはっきりして、
その感動を実現できるパートナーを選べば
価値ある家は、もうすぐそこです。
 
 
 
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コメント

>正直というのは、うしろめたさのない安全です。

今日もとても共感して読ませていただきました。
棟梁の想いもそういうことなんだと実感しました。

正直な作り手が必要とされる日が来ることを
心から願っています。

嫁さん こんばんは

朝一番からのコメントありがとうございます。
家作りも感動ですよね。

明日も頑張らねば。

食品も、高くても国内産が売れるようになりました。その結果、わが国の食品の自給率問題にも発展しました。でも住宅はまだ「そこまでは望んでいない」「先立つものがないと・・・」という感覚です。でも流れは確実に変わってきました。
嘘をつかない、真面目な家づくりを心がけていれば、必ず時代は変わります。

gonsukeさん こんばんは

今日はまったりとした休日を過ごしています。
あんまり廻りに振り回されないように、落ち着いているしかないですかね。

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