断熱をして快適に暮らしましょう
家作りの時に考える事の一つに断熱があります。なぜ断熱をするのでしょうか。
断熱をする理由は二つ。
省エネのため
室内で快適に暮らすため
この二つです。
夏場での快適な室内空間を決定する要因は
1 気温
2 湿度
3 風を感じるか
4 天井の表面温度
冬場での快適な室内空間を決定する要因は
1 室温
2 室内の壁・天井などの表面温度
3 窓から冷気が降りてこない
4 床面が暖かい
5 足下と頭の温度差が小さい
6 暖房機が適切
7 湿度が低くない
夏だったら
4 天井の表面温度
冬だったら
2 室内の壁・天井などの表面温度
ここを大きく変えてくれるのが断熱材です。
なぜ表面温度が重要なのでしょうか。
室内での体感温度は室温と天井や床、天井などの表面温度の平均値だからです。
室温が20度、天井の表面が27度だったら、
人が感じる温度は 20+27の平均で23.5度になります。
クーラーで空気を冷やして気温設定を22度にしても、天井などの温度が30度ならば、体感温度は26度になります。ちょっと暑いですね。
夏だったら表面温度を下げる、冬だったら上げる。断熱のはたらきの第一の役割です。
夏場に暑くなった屋根の温度を室内で感じさせない、冬の寒さで冷たくなった壁の冷たさを室内まで到達させない。ここが断熱の基本です。
ここまで考えると、断熱をたくさん入れれば入れるほど快適になるのでは思いますね。
すると今度は別の問題が出てきてしまいます。
断熱をすればするほど、家の寿命を短くする、高コストになるんですね。
快適に暮らすために入れるのが断熱材ですから、快適性を感じれるような断熱をすることを思いましょう。いっぱい断熱したら家が簡単に傷んでしまう。これも変ですね。
断熱性能だけを追い求めるのは一休みしましょう。
快適にする。ここが一番です。天井の表面温度が低く、暑い日やジメジメの日は湿度を抑え、風を感じれば快適な家になりますよね。
風とか湿度と、断熱性能を上手くバランスさせるのが快適への答えです。
すると、冷房や暖房にたくさんのエネルギーを使わないから省エネになります。
ここまで書いて、ふと思いました。
家作りには勉強がどうしても必要です。
野池さんから学んだことがたくさんあります。
↓↓↓はその野池さんが講師です。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。この記事が良かったな、参考になったな、明日も読んでみたいな、と思われましたらランキング投票バナーをクリックしてくださいませ。
★コメントはスパム防止のため、一旦公開を保留させていただいております。ご了承くださいませ。
« 心理テストで遊んだけどあたってるかも | トップページ | それでも決断をすれば、ほんとの姿が現れます »
「 ●家づくりに思うこと感じること」カテゴリの記事
- ブログ再開。家の根源と本質な快適と自然素材(2017.08.02)
- 家を建てるための地盤と基礎をつくるための地盤調査(2015.09.29)
- 自然回帰の家モデルハウス 地盤調査の結果が思ったより良くて(2015.09.28)
- 自然回帰の家の新モデルハウスの室温予測です。(2015.08.24)
- 新築する家の風通しはとても良くなる! そう確信しました!(2015.08.08)
「 ●家づくりの方法」カテゴリの記事
- 家を建てるための地盤と基礎をつくるための地盤調査(2015.09.29)
- 自然回帰の家モデルハウス 地盤調査の結果が思ったより良くて(2015.09.28)
- 障子のある家のお引渡しです(2015.05.23)
- 地域型グリーン化事業の要領が公表されました。(2015.05.02)
- 強い家、心地良い家ってなんだろう(2014.08.31)
「 ・断熱」カテゴリの記事
- 今朝の室内温度は20.8℃、外気温は5.9℃でした。(2013.12.01)
- 日中無暖房の帰宅時の室温は24.6℃でした。(2013.11.30)
- 家作りでは風の向きを考慮した窓の設計が大切です。(2012.07.02)
- 上棟して1年です。日だまりの中でヌクヌクとした家で幸せです。(2012.02.19)
- 夢の我が家の良い性能ってなんなのかを 今日は聞いてください。(2011.03.08)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント