『悩む力』を休みの日に
今日はお休みです。
なんとかしてたまってる疲れを
吹き飛ばさなくてはいけません。
昨日はふらふらと睡魔が襲ってきました。
そういうことですの、
今日はなにもしません。
なにもしないかわりに
『悩む力 (集英社新書 444C)』
を読みました。
いつものなにもしない休日です。
けどこの『悩む力 (集英社新書 444C)』は、まずは第一級の夏目漱石論です。
こんな視点もあるわけですね。
なんとなく夏目漱石が好きで手放せないのは
こんなところに理由があったんです。
タイトルにあるように「悩む」ということです。
真面目に悩んで、我はなにものか、と問いを続け、
それがそのまま夏目漱石の小説です。
夏目漱石もたつろうも近代以後の人間です。
近代の特徴は個人に重きをなした自由なんですが
個人尊重とその自由が、かえって人に悩みを与えてしまいます。
汗と血ではないお金って大事かな。
大事ではないけど、お金が力です。
だからといって力があれば僕は幸せかな。違います。
では何が大切ですか。
人に聞いても答えはなくて、
近代では用意された確かな回答がありません。
先は考えなくてはいけません。
問いかけに逃げもせず真っ正面から取り組んでいたんです。
結果、多くの人の心に食い込んでいる。
漱石死後の今でもそうです。
その正体とはこうです。
自我は他者との関わりの中でのみ存在し、
その中で私とはなにもので、どこに向かい、なんのためなのか、
真面目に悩んだらよろしかろう。
悩むというと、なんだか陰気ですね。
これがほんとの自分でしょう。
反対に
悩みはなく、あっても悩みがあるとは見せない。
たつろうは、無理な自分をつくろうとしている節があります。
あの人、陰気と言われるのが怖いからです。
毎日の中で常に思うべきは
真面目に悩む他に、もう一つあります。
他者とのかかわりの中でのみ、自我は成立するということです。
自我というと我が儘ではありません。
私の城を築き、我のみ正しいとか、我は高くにいる。
こんなことではありません。
まじめにです。まじめになんのかざりもなく
我はなにものか、と、問うのが自我の開拓です。
他とのかかわりといっても、他と自分を比べるのでもないですね。
目の前の人はどんな人なのだろう。
私に何ができるだろうか。
なんか嫌な思いをさせていないかな。
たつろうは廻りの人がいるから生かされ、それで生きていける。
そう思うときに
仕事をしてる意味も明らかになるだろうし
人とのかかわりの中での自我の発見もあります。
なんかこう、あるべき姿というような象を形作り
その象に少しでも近づけるように自己を変えていく。
というのが、勉強と思うけど、
禁欲で潤いがなくて楽しくないかもね。
でも、まじめに悩み抜くのも、
結果としては同じになるように思いますね。
忘れてならないのは、自己があるのは他があるからです。
他を愛せたら、こんな素晴らしいことはないんです。
私は信じています。
なにもしない休日の筈でしたがブログを書いてしまいました。
お詫びにスコッチをロックで少しやってます。
あとは、風呂入って、ビール飲んで、とするか。
おっと、その前に、ビールのつまみの用意です。

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