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2008年5月 4日 (日)

『相棒』杉下右京の「いけません!」

『相棒』を劇場から、今日の始まりです。
朝の早いうちからならば、そんなに込んでいないだろうと思って、
朝9時前から丸の内東映に行きました。
ほとんど満員でした。
人気のほどがしれます。さすがに面白い。

いつもの杉下右京の推理と亀山刑事の破天荒で
それぞれのシーンは二番煎じもあるのでしょうけど
息をつかせぬ面白さで見入ってしまいます。

ああやっぱり人間って汚いところもあるね。
との気分も残ります。

でもやっぱり見て良かったと思います。

 
アクションシーンが面白いのでもなく、
杉下右京の推理に感嘆するのでもない。
本当の味を引き立てるスパイスのように思います。
悪人も出てくるし、かといって懲悪も臭わない。
悪人のようだけれど善を看板にしてるような議員も、さらり。
保身汲々の官僚も、正義が鎧の官僚も、
悪意も良心も関係ないやの人物もいっぱいです。
 
 
理の上で正しいことは正しいけれど
事実として正しさが認められてるかというと、そうでもない。

良心や優しさだけで、世の中は紡げないわけです。
光があれば闇もある。
正しさをねじ曲げられたら憎悪になり、そうして法を犯す。
人情として認めるけど正しくはない。

ここでいう正しさとは人によって違います。
立場により違います。
多数派が正しくなることもあります。
 
 
『相棒』劇場版では、
内乱状態下でのボランティア青年の埒殺害は、
拉致された当人の国外退去を無視した結果による
無謀な行動が責めらられるべきで、国には責任はない。

事実は違い、
世論操作によって一つの純粋な行動が抹殺されようとしていた。
でも、その父親と親友は復讐を仕掛けて、
当時の真実の公表を試みたのです。

その復讐が法に反するから杉下右京は立ちむかい、
そうするにつれ裏にある真相を知り、情として理解はするけど、
犯罪として認めないので復讐を阻止します。

するとどうでしょう。
いつもは悪女の筈の片山雛子が、事の真相を公にする。

そんな中、優しい父親は死を迎えます。
 
 
正しいってなに。
天道はあるのでしょうか。

この中で
どうすんのって叫んでる杉下右京がいます。
 あなたは死んではいけない。
 いけません。

って叫んでます。

情によるところの正しさ。
法律による正誤。
そして悪を潜ませるこの世。
 
 
理と事の矛盾の中で、両方とも現実で、両方ともに関わり
杉下右京は叫ぶのです。
 いけません!

ここが気持ちの良いところなのです。
理も事も紛れもないことで、どちらも問いであり答えです。
だから叫びながら当たり、気持ちよく終わるのが
「いけません!」です。
 
 
 
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