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2008年5月20日 (火)

家・住宅・ホーム・住居

家づくりはどんなものかと考えることが良くあります。
家ってなんでしょうか。
住宅というときもあります。
ホームというときもあります。
住居というときもあります。

住宅というきは、
住宅建築といわれるように、建築様式っていっていいのかな、
住宅とは建築行為の中での様相のことでしょうか。
つまりは、できあがった人が住むことを予想する建築です。

住宅といったときには、
デザインが優れている。
情緒にとんだ空間を持っている。
美しい屋根が軽やかな構造で支えられ、
そこには粋な建具がつり込まれ、
そこに住む人の感性がしのばれる。
みたいな筋がたちます。

住居というと、学問的な堅さがあります。
ライフサイクルにあわせて、
住居のストックとフローが担保される住居。
みたいな社会保障の一部としての
寝起き食事する場所という意味が強いです。

ホームといえば
ホームドラマというように住んでいる場所での
出来事の連続とのイメージが大きいですね。
 
 
ところが「家」といった場合はどうでしょうか。
住宅でも住居もなく、ホームよりも情が濃くなるように思います。

人が住めば、そこは住まう人の感性が重きをなしてきます。
当然のことのように住む人の嗜好が反映します。
住居といえば全社会的な住み方の成り行きでしょうが
家でも家族の成長との付き合いが存在します。
子供たちの成長にあわせて部屋を形作るというような発想です。
しかもここではホームドラマ以上の悲喜こもごもが起こります。

こんなのが家なんですね。

建て売り住宅とはいいますが
建て売りの家とはいわないように
住宅展示場とはいいますが
家の展示場とはいいません。

家は展示できないようです。

考えすぎでしょうか。

住宅をつくるのか、
家をつくるのか、
住居を考えるのか、
ホームを思うのか。

やっぱり考えすぎ。今日はこの辺で。
 
 
 
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