家・住宅・ホーム・住居
家づくりはどんなものかと考えることが良くあります。
家ってなんでしょうか。
住宅というときもあります。
ホームというときもあります。
住居というときもあります。
住宅というきは、
住宅建築といわれるように、建築様式っていっていいのかな、
住宅とは建築行為の中での様相のことでしょうか。
つまりは、できあがった人が住むことを予想する建築です。
住宅といったときには、
デザインが優れている。
情緒にとんだ空間を持っている。
美しい屋根が軽やかな構造で支えられ、
そこには粋な建具がつり込まれ、
そこに住む人の感性がしのばれる。
みたいな筋がたちます。
住居というと、学問的な堅さがあります。
ライフサイクルにあわせて、
住居のストックとフローが担保される住居。
みたいな社会保障の一部としての
寝起き食事する場所という意味が強いです。
ホームといえば
ホームドラマというように住んでいる場所での
出来事の連続とのイメージが大きいですね。
ところが「家」といった場合はどうでしょうか。
住宅でも住居もなく、ホームよりも情が濃くなるように思います。
人が住めば、そこは住まう人の感性が重きをなしてきます。
当然のことのように住む人の嗜好が反映します。
住居といえば全社会的な住み方の成り行きでしょうが
家でも家族の成長との付き合いが存在します。
子供たちの成長にあわせて部屋を形作るというような発想です。
しかもここではホームドラマ以上の悲喜こもごもが起こります。
こんなのが家なんですね。
建て売り住宅とはいいますが
建て売りの家とはいわないように
住宅展示場とはいいますが
家の展示場とはいいません。
家は展示できないようです。
考えすぎでしょうか。
住宅をつくるのか、
家をつくるのか、
住居を考えるのか、
ホームを思うのか。
やっぱり考えすぎ。今日はこの辺で。
「サイドバー」と『お気に入りの本』も注目。コメントは読後感であり私的評価です。
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