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2008年4月 6日 (日)

見沼通船堀に思う家づくり

今日はモデルハウスに詰める日で、
途中には「見沼通船堀」があります。
これは徳川吉宗による見沼の新田開発にともなう、
紀州流治水工事による大土木工事の結果です。

今の世であれば、そんな大開発はもってのほか!
という事になりかねません。

けれど、今日この日には
通船堀は花見で賑わい、人々に愛されています。

徳川吉宗は倹約に努めた事で有名ですね。
大奥の美女を少なくしたり、質素倹約を旨とし武断政治を
したということです。

その反面、どでかい土木工事は一方で行っています。
一説によると、江戸城から船に乗ったまま、
さいたまの見沼まで来れたとか。
真偽のほどは私には解りません。

通船堀も見沼用水も新田開発のためのものです。
誰のためかといえば、国を豊かにするためなのでしょう。
私利私欲の大土木工事からは距離を置く
社会のため人々のための行いだと思っています。
 
 
ところで、私は通船堀とか見沼用水に比べればほんとに小さな
家を作っています。

誰のためかといえば
家を作りたいと思っている人のためです。
見沼用水・通船堀みたいな天下国家は埒外です。

もう少し歩を進めれるならば
工務店を形作っている人たちのためです。

自分の我ががままで家は作らない。
これはずっと昔からの思いなのですが、
ことに最近はここが強いでしょうか。

誰のために、と常に問うことが今の私に課せられ、
言葉通りの実行を骨を削るように、というのが今の心境です。

だから意味のない自己主張や、ただの欲望や、自己顕示。
これらは、ただのお荷物と強く思ってしまいます。

家は誰のものかといえば、
家を作りそこに住む人のためにあるものです。

そして、この家を作るために人々が集まります。

そこに、
俺がやった。
俺の作品。
俺のセンスが良いから良い家だ。
みたいな勝手な主張が通って良いのかなと思うのですが、
皆さんはどう思われますか。

私は、誰のためと問い続けながらの日々を送るようにします。
世のため人のためならば、ずっと後の世でも人々に愛される。
これがほんとの200年住宅かな。
 
 
 
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コメント

吉宗は花見地を造成し、花見という大衆文化をつくったことでも有名ですよね

吉宗と言えば歴代将軍の中でも名君として知られますが、民衆にやさしかったかと言えば、そうでないという歴史家さんも多いですね

特に吉宗の行った年貢増徴策によって民衆はかなり苦しめられたと考えられており、それは吉宗の時代に江戸の人口が停滞したことや一揆の数が倍増したことからも想像できます

花見地をつくったりしたのも、そんな不満を持つ民衆の心をやわらげるためかも知れませんね

吉宗は政治家としては一流だったかと思いますが、案外民衆には厳しかったのでしょうか

>>世のため人のためならば、ずっと後の世でも人々に愛される。これがほんとの200年住宅かな。

同感です。技術的に耐久性があっても維持したい気持ちがなければ朽ち果ててしまいますよね。
逆に愛される住まいであれば耐久性はなんとでもなるような・・・。

kumaotokoさん ども

いつもながら刺激が一杯のコメントですね。
吉宗の時代に大土木工事が多かったようです。
江戸を守り作るため多くの水路が掘られ、その後の江戸の繁栄を築くインフラを整えたのも吉宗です。
質素倹約の反面で、大規模な支出もあったわけです。
吉宗が土建国家の下地を作り民衆を苦しめたとも言えるし、その後の繁栄を約束したのも吉宗とも言えます。

ではまた刺激的なコメントよろしくです。

ビルダーナースさん こんばんは

愛してもらうには、どうしたらと思います。
以前は人をあっと驚かせるアイデアやデザインかなと思い、
最近は自然の材料で、心のある対処の仕方と、思っていました。
けど、どちらに偏ってもいけない!と感じる事が最近多いです。
じゃ、それ、何よ?の答え探しの毎日でしょうか。

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