漆喰と珪藻土・製造法
こんばんは
花粉が舞うとマスクが欠かせませんで、
今日も一日マスク。
マスクを外すと鼻水がズルズルするので、マスクは欠かせません。
だから、ぱっと見たら怪しい雰囲気でしょうか??
そんなこんなで今日は帰宅しブログを書いてます。
漆喰と珪藻土について書いていますが、
漆喰も珪藻土も地球からの贈り物を使っての材料です。
どちらも土といっても良いかもしれません。
漆喰は石灰岩、珪藻土はプランクトンの化石。
岩石だけれども地球の中からのもので、
これに人が手を加えて建築材料としたものです。
漆喰の主成分は水酸化カルシウムで
これが硬化すると炭酸カルシウムとなります。
石灰岩の主成分が炭酸カルシウムですから
元々の成分にまた戻ってくるわけです。
珪藻土は何時までも珪藻土で、
固めるにはセメントや石膏をブレンドしなくてはいけません。
珪藻土はいろいろな混ぜものをして固めようとしています。
漆喰は石灰岩を焼成したり水を加えて消化したりなどの
製造工程をへて作り上げるもので、
混ぜものをして固めようとしません。
むしろ混ぜものを取り除く工夫がその製造法です。
土を純化しようとしている一種が漆喰かと思います。
純化する前の土もむろんの事、建築材料として使えます。
土の性格を見極めながら使うのですけれどね。
代表的なものが聚楽壁ですが、
聚楽第近辺にあった土を使って聚楽第の壁を塗ったので
以来、その壁を聚楽壁といいます。
以前からあった土をあんまり手を入れず、焼いたり、
エネルギーをあまりかけず壁を塗るのが土壁です。
あそこの土を使い、そこに藁を入れ一年寝かして。。。。
こんなのが土壁です。
こんな、スローな雰囲気を一歩踏み出しているのが漆喰です。
漆喰も土壁に比べれば工業製品です。
塩を入れて、炭を燃やした中に石灰岩を入れ、
寝貸した後に水を加え、さらに寝かせる。
複雑な工程で漆喰は出来てきます。
ここは珪藻土も同じです。
珪藻土を高温で焼成して純な珪藻の化石にしてからが
いわゆる珪藻土の壁の材料です。
これにセメントや石膏を混ぜて、
実際に壁に塗れるように整え手居るのが、いわゆる珪藻土です。
漆喰は、自ら固まるように工業製品化したもの。
珪藻土は不純物を無くす製造工程を持ち、
さらに固めるために他の工業化された物を混入させたもの。
土壁は本来あった土を、寝かしたり、振るったりするなど
最小の加工技術でつくる壁。
今日はこの辺で。
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