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2007年11月 8日 (木)

サステナブル

サステナブル。サスティナブル。
私が就職した頃からずっと耳にしている言葉です。
当時は、そうですね、年がばれてしまいますが。
18年くらい前も「サスティナブルデザイン」がそこかしこで叫ばれていました。

持続可能なデザインという意味です。
当時は考え方が一人歩きをしていて、
実体のない運動のような感じがしたのを思い出します。

こんなことが言われだしたのは、
バブルのたそがれが気づき始められた頃です。

持続するって、何を持続するのでしょうか。
バブルのなかでスクラップ・アンド・ビルドの最中でしたから。

もちろん、この頃も先駆者はサステナブルについて
こつこつと動いていたのでしょう。

 
サステナブルの様相が最近は違ってきています。
一層に身に迫ってくる感じです。

日本郵政の『一人を愛せる日本へ』のフレーズは
こんな雰囲気をよく伝えているように思います。

右も左も省エネ、エコです。
資源を有効に効率よく使うのもサステナブルの一つなんでしょう。
ハイブリッド車や超低燃費もサステナブルといえるでしょうか。


省エネよりさらに重要なのは、循環するということですね。
廃材を利用する。
たとえば電化製品もすべてをスクラップして廃棄するのではなく
再利用しています。

廃棄したら、それが土に返る。これもサステナブルです。

使ったら元に戻るように、人が手を加えてあげる。
山から木を切り出したら、木の苗を植えてあげる。サステナブルです。

サステナブル デザイン ラボラトリー
というのをM社のU氏より教えてもらいました。

鉄骨造ではあるものの、省エネの意識を持っています。
このラボラトリーはサステナブル住宅の実験棟なのです。
古民家に由来し、我が国おいての家づくりの知恵を踏まえた
縁側や障子、建具による空間の設えもしています。

さらには浴槽やベッドも移動できます。
ということは、その季節で最も気持ちのいいところへわが身を動かす。
素敵ですよね。
自分のいるところを強制的に快適にしようとするのではなく
心地のよいところを自分で探して動いていく。
これが一番いいように思うのです。

だから布団はけっこういいですよね。
気持ちよく寝れる場所にすぐに移動可能ですから。
実際に我が家ではそうですね。

風通しのいいとこにしいたり、
朝日が差し込み明け方でも冷え込まないところにしいたり
いろいろです。 

家づくりの根本からサステナブルを考慮し、昔からの知恵を思い出しつつ
現在の観点から省エネを追求し
循環する材料を使い、
更に循環させることによって地球環境に
負荷を与えないどころか貢献する材料で家を作る。
更に、寿命を終えたら土に返してあげる。

こんなことが今後の家づくりの理想となるでしょう。

木造であれば伐採した森を植林して
植林をすると成長する木々が二酸化炭素を木の体内に固着する。
寿命が尽きれば土に返っていく。

木造で古民家の知恵を生かしながらの
現代のエコ住宅が素敵だと思います。

 
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