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2007年10月 9日 (火)

漆喰塗りの下地

漆喰というのは消石灰とワラスサと海苔を混ぜたものです。

海苔の代わりに藁を混ぜて発酵させるものもあります。

消石灰にも貝灰、生石灰、生石灰も塩焼きのもの、工業化されたもの
海苔も樹脂(お勧めしません)、海草海苔
など、いろいろあります。

ここで言っている漆喰は表面の目に見えるところを
クローズアップして書いています。

ところで、仕上げの漆喰を塗るには、塗るための面が必要です。
柱の上に直接に漆喰を塗っているわけではありません。
いわゆる下地というものが必要になります。

 
 
漆喰塗りの下地の種類は

 1 小舞竹を組んで土を塗り込んで渇かし空いた隙間にまた土を塗り、
   また渇かし、この上に砂漆喰などの中塗りを入れて、
   上塗りとしての漆喰。
 
 2 木摺板にハンダ土を塗り、砂漆喰、そして上塗りで漆喰。
    土を塗るときにはトンボといわれる糸で補強する。
 
 3 石膏ラスボードの上にプラスターを塗り、
   砂漆喰を塗り仕上げで漆喰を塗る。
 
 4 石膏ボードにプラスターで下塗りし、漆喰で仕上げる。
 
 5 石膏ボードにいきなり漆喰を塗り広げる。

と、これぐらいの種類があります。

それぞれ工期が違います。
工期は
1 の小舞竹と土が最も必要で半年とか一年とかの時間が必要です。
でも伝統的な工法で、いわゆる土壁で土蔵の壁に見ることが出来ます。
3 のラスボードを下地にするとおおよそ一月です。
石膏ボード下地は一週間くらいかかります。

工期の長さに比例してコストも大きくなります。

あとは、重厚感が違うような気がします。

気のせいかなあぁ〜

表面だけが漆喰の壁と漆喰の下地として少しでも厚みがあると

「おおぉ〜 漆喰!」

と声をかけたくなってしまいます。
気のせいかな。
 
 
 
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コメント

本物がわかる人が少なくなってきたんでしょうね。
だからこそ、わかりやすく丁寧にアドバイスする姿勢が必要なんでしょうね。

気のせいかそうでないかは、微妙なところですね。

ナイスおやじか、ナイスなおやじか、頑固おやじ。

はたまたぶり大根。。。

基本的には全部おなじですが、表面の部分と裏の見えない部分。

理屈は同じです(泣)

★ gonsukeさん こんにちは
本物の魅力はやはり何者にも代え難いです。


★ ちしおどん こんにちは
これはまた いつもの突っ込みですな!

この記事へのコメントは終了しました。

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