漆喰塗りの下地
漆喰というのは消石灰とワラスサと海苔を混ぜたものです。
海苔の代わりに藁を混ぜて発酵させるものもあります。
消石灰にも貝灰、生石灰、生石灰も塩焼きのもの、工業化されたもの
海苔も樹脂(お勧めしません)、海草海苔
など、いろいろあります。
ここで言っている漆喰は表面の目に見えるところを
クローズアップして書いています。
ところで、仕上げの漆喰を塗るには、塗るための面が必要です。
柱の上に直接に漆喰を塗っているわけではありません。
いわゆる下地というものが必要になります。
漆喰塗りの下地の種類は
1 小舞竹を組んで土を塗り込んで渇かし空いた隙間にまた土を塗り、
また渇かし、この上に砂漆喰などの中塗りを入れて、
上塗りとしての漆喰。
2 木摺板にハンダ土を塗り、砂漆喰、そして上塗りで漆喰。
土を塗るときにはトンボといわれる糸で補強する。
3 石膏ラスボードの上にプラスターを塗り、
砂漆喰を塗り仕上げで漆喰を塗る。
4 石膏ボードにプラスターで下塗りし、漆喰で仕上げる。
5 石膏ボードにいきなり漆喰を塗り広げる。
と、これぐらいの種類があります。
それぞれ工期が違います。
工期は
1 の小舞竹と土が最も必要で半年とか一年とかの時間が必要です。
でも伝統的な工法で、いわゆる土壁で土蔵の壁に見ることが出来ます。
3 のラスボードを下地にするとおおよそ一月です。
石膏ボード下地は一週間くらいかかります。
工期の長さに比例してコストも大きくなります。
あとは、重厚感が違うような気がします。
気のせいかなあぁ〜
表面だけが漆喰の壁と漆喰の下地として少しでも厚みがあると
「おおぉ〜 漆喰!」
と声をかけたくなってしまいます。
気のせいかな。
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コメント
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本物がわかる人が少なくなってきたんでしょうね。
だからこそ、わかりやすく丁寧にアドバイスする姿勢が必要なんでしょうね。
投稿: gonsuke | 2007年10月 9日 (火) 10時17分
気のせいかそうでないかは、微妙なところですね。
ナイスおやじか、ナイスなおやじか、頑固おやじ。
はたまたぶり大根。。。
基本的には全部おなじですが、表面の部分と裏の見えない部分。
理屈は同じです(泣)
投稿: あつき ちしお | 2007年10月 9日 (火) 13時23分
★ gonsukeさん こんにちは
本物の魅力はやはり何者にも代え難いです。
★ ちしおどん こんにちは
これはまた いつもの突っ込みですな!
投稿: tatsuro | 2007年10月10日 (水) 11時43分