なかのひと


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2007年10月 8日 (月)

信念

一昨日に書けなかった事を今日は書いています。

はまってるものの一つが韓国ドラマの「チャングムの誓い」です。
もう、何度も何度も見ました。
何故だか、何度見ても飽きなくて、
見るたびに発見をしたり、うなずいたり、にんまりとしたり、
性懲りもなく見ております。

 
一昨日は、料理人の信念というべき内容の話でした。

糖尿病を患ってる人にご馳走は出してはならい。
この単純な事を貫いての料理騒動なんです。

ここをもっと一般的に、チャングムがこう言いました。
 「どんな理由があれ、
  食べる人の害になるようなものを出してはならない」
と。

また、チャングムが医女になってからの話で、こんなシーンがあります。

皇后がチャングムに
彼女の優れた医術で皇后に対抗する勢力の後継の殺害を要求します。
ここでチャングムは
 「命は差し上げられても、心は差し上げられません」
と、人を助けるための医術でもって人を危めることを断固として拒否しました。

こんな、お話を、毎度毎度、うんうんと肯きながら見てしまっています。

信念をもって事にあたってるか。事にあたるにあたり芯になるような心を持ってるか。
との、自問自答になりますね。

じゃあ。私の信念と心はなんでしょうか。

嘘をつかずに真っ直ぐな気持ちで家を作る。ということでしょうか。

営業職ですから、どうしても予算の話をしなくてはなりません。
建築費とは不思議なもので、それが一人歩きをするというか
家を作ろうとするお客さんは、建築費のみが踊り上がるようです。

真面目に作り、
お客さんの夢を叶えようとするとどうしても工事費は上がります。

90cmですむところを1mにといわれたとすると、どうなるか。
建築の部材で用意されている材料は凡そ90cmの倍数で準備されています。

90cmならば部材一つですが、
1mになると90cmの部材を2組用意して
残りの使わなかった材料は捨てることになります。
捨てた分までの金額も工事費に反映されてしまいますね。

こんな理由で金額が上がることになります。

冷静になれば解ることですよね。

けれど、
人っていうものは現場での、
今このときの目前のショックな出来事の前では
普段の判断力はどこかへいってしまうものなんですね。

こんな状況で私は、言い方も悪いのでしょうが
 「その方法では高くなります」
と、単刀直入で言っちゃうものですから、
 「あんた、喧嘩うってんの」
となってしまうようです。

もちろん、説明は試みます。何度も説明します。

でも、考えてますと、
高いと思う気持ちは少しでも安くして出費を抑えて
お金を少しでも残したいという欲望です。

一方、90cmを1mにしたいというような要望は、
心地よく住みたいという心なんだろうと思います。
なるべく、理にかなうようにして気持ちのいい暮らしがしたいでしょう。
こんな気持ちの表れです。

どちらが大事でしょうか。
それとも、両方とも実現するべく作り手に値引きをしてもらいますか。

私の信念は、金額の多寡を説明しながら、
値引きをしないという事なんでしょうか。
ここで、そこは高くなった分サービスします!って言えば
丸く収まるような気もしますが、
ついつい、ストレートに表現してしまいます。

言い方もあるので、
解ってもらえるような説明の努力もしようと思います。

面倒が嫌だから
「この辺で丸く収めよう」なんて思わずに

愚直に真面目にストレートが私の思うところです。
 
 
 
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コメント

そうですね。一生に一回の家づくりのお手伝いをする者としては、お客様との信頼関係これにつきるのではないでしょうか?
こちらの伝え方もありますが、誠心誠意アドバイスしたことを

>「あんた、喧嘩うってんの」

というお客様とは、信頼関係は築けない様に思います。どうしても、モデルハウスに来場してくれたお客様は、それなりのコストも掛かっているし、大切に対応したいです。でも私の基本は、喉から手が出るほど受注は欲しいのですが、「金払ってんねんから」とか「ハンコをチラつかせたらサービスしよるわ」という考え方の方とは、その先進まないという姿勢です。
tatsuroさん何も悩む事ではないです。「伝え方」だけ研究して、後はマイペースで進んでいきましょう。私のような者が偉そうなことを言ってすみません。でも伝えたかったのです。

gonsukeさん こんばんは

「あんたは、言葉が足りない」とよく言われます。
「伝え方」が美味く出来ていないようです。
でもね、ちと力をぬきたくて、このブログでは
愚痴が出ちゃったかな?

しかしです、きちんと伝えられるように努力します。

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