なかのひと


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2007年7月16日 (月)

本来無一物

本来の家ってあるかしら?
高断熱で地震に強くてローコストで格好も良くて、
この家、夢があって楽しいかな?
心の底からの
 「ああ家を作って良かったなあ」というのはどうしてなんだろう?

と、こんな事を考えていたら
この話が目にとまりました。
 
眉目秀麗、身の丈八尺、あらゆる学問に通じ、道徳ある行動をし
師も他の弟子たちからも尊敬を受ける一番弟子の僧が
こんな詩を書き付けました。

 身は是れ菩提樹、心は明鏡の台(うてな)の如し。
 時々勤めて払拭し、塵埃有らしむるなかれ。

   身は菩提樹のように清く、心は明鏡のように清い、
   ときどきその身と心を、ふきはらって、
   ちりやごみのないようにしなさい。
 
容貌も学問も一番弟子とは反対の田舎物の慧能という人は
 
 菩提本(もと)樹無し、明鏡も亦(また)台に非ず、
 本来無一物、何処にか塵埃を惹かん
 
   菩提といっても木ではありません、
   明鏡も台(うてな)ではありません。
   本来からりとして何もありません。
   どこにちりやごみがつくというのでしょうか。
 
と隣に書き付けました。

 
 

尊敬を受けてる一番弟子の詩は文句のつけようが有りません。
ほんとにその通りです。
学問や道徳的な正しい行動からすれば、全くそのとおりです。

しかしね
ああ! そう! わっはっはっは といった感じがありません。
楽しくないし、誰でもその通りだと思うのでしょうけど
誰でもそのように精進出来るわけでもありません。

論理をたてて、ひとつひとつ組み立てていって

家とはこうあるべきであって
地震に強くするために、耐力壁をこうして
すると引き抜きがこうなって。
断熱の性能は高くして、この性能はQ値2.0。
高断熱をもっと生かすには高気密。
すると24時間換気をして。。。。。

これって、楽しい家づくりでしょうか。

本来の家はこうなんだよ! って言えるかな。

論理や理科的思考は必要です。
快適な理由をどんどん、突き詰めていくと
昔ながらの家や古民家に行き着いてしまうからです。
涼しく暮らすには屋根は茅などで分厚く葺いて日射を遮り
軒はあくまで深くして、西日は入らず、雨が降っても窓は吹き放し。
こうすると
エネルギーをたくさん使わなくても涼しく暮らせます。

このように使うのが論理だと思います。

数字とテクニックを操って、数値で表せる家を目指すと
正しい行いはしています。
倫理的にも高性能の家を提供するのですからね、正しいのです。
でも限界を感じます。

この限界を突き抜ける何かがあると思います。
それは、素直な心の叫びです。
そうして、論理の上でも正しいんですね。

ああ! いいよね! というほんとに飾り気のない家づくりって
やっぱり目の前にあります。
欲得を廃して、本来の喜びに蓋をせずに
素直な心で望めばいいんです。
 
 
 
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