山辺先生曰く「考えろ!」
昨日、匠の会の「匠塾」に出席しました。
昨日の講師は建築構造家の山辺豊彦先生。
木造住宅での基礎構造、基礎より下の地盤、地震に抵抗する壁
が主たる内容です。
家を作るときには必ず地盤調査をしています。
そこで、調査したデータをどのように読むのか?
この点こそ最も大事な内容です。
この講義を続ける山辺先生が
「考えなさい」
「誰かにマルナゲしなさんな」
「人のいうことを簡単に良しとせず、自分で判断しろ」
これはどういうことかいいますと。
地盤調査をスウエェーデンサウンディングという方法で調査をします。
この調査を行うと
100kgの重りをつけたスクリューが25cm沈むには何回転か
回転させるまでもなく、重りの重さだけでだけで沈む。自沈層があるかないか。
がわかります。
ここまではただのデータです。
今度はこのデータが何を意味するのか、読み取らないといけません。
そこで
上のデータを下に、基礎から下の地盤の断面の模式図を手で書くわけです。
データを見ながら手で書いていくと
どんな地盤か、どの辺の地層がやばいか、どの程度に弱いかがわかってきます。
更に、計算図表を利用しながら
地面の強度と、将来に家の重量で何cm沈んでいくかを予測します。
最後に
基礎の形と地盤改良が必要か不要かを判断します。
データを見たら書いてみて、考えて判断しなさい!ということですね。
書いてみると、自然と考えるでしょう!
という、講義でした。
家づくりにおいては、まったく同じ条件の家はありえません。
その都度、考えなくてはベストの解答が見出せません。
だから、常に「考えなさい!」と山辺先生は言われたのでした。
まさしくそのとおりで、
私もこなすのではなくて考えて判断することを更に更に進めます。
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