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2007年6月15日 (金)

真面目な家づくり・その3(冬)

冬の家の中で『快適・不快』を決定する要因は
 1 室温
 2 室内の壁・天井などの表面温度
 3 窓から冷気が降りてこない
 4 床面が暖かい
 5 足下と頭の温度差が小さい
 6 暖房機が適切
 7 湿度が低くない
です。

この7点を満足すれば快適に冬を過ごせます。

 
 
断熱の性能を高くすれば良いかというとそうではありません。
上の7つの事柄をバランス良く満たすときに快適といえるようになります。

たとえば
断熱を強烈にして高性能のエアコンで暖房したとしましょう。
確かに室温は高い気温になります。
けど、湿度を考えたでしょうか。
ここでは湿度は20パーセントを下回っているでしょう。

快適でしょうか。のどがカラカラですよね。静電気がバチバチ。

暖房器具が適切ではないこと。
そして、湿度をコントロールしない家なのかもしれません。

ですから断熱性能だけを追い求めても快適な家にはなりません。

床が暖かく、壁・天井の表面温度が低くなく、
足下と頭の温度差が小さくなるような断熱性を持たせれば良いんです。
自然回帰の家では羊毛と分厚い床板が力を発揮しています。

そうして適切な暖房をしてあげながら、適度な湿度を保つ。
輻射式でじんわりと暖める暖房機が良いでしょう。
自然の材料が湿度をコントロールしてくれるのがいいですよね。

しかも、自然回帰の家の床板は松。
この松が蓄熱して、寒くなる頃じんわりと熱を放り出します。
自然材料の力を存分に楽しんでいるってことですね。
 
 
ここまで、書いたことを簡単に言葉で表現すると、
「柔らかい暖かさを持つ家」が冬に快適な家といえます。
 
 
 
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