自立循環の現代の民家
民家というものは工夫です
と言いました。
左の写真は弘前の町屋です。
雪の多いということの特徴が現れていますね。
雪が積もっても行き来が出来るように
道路沿いに、それぞれの家から庇が伸びています。
これは誰かがこうあるべきだと、主張してこうなったわけではありません。
土地の人々が工夫をした結果の形です。
私たちは関東で家をつくっています。
関東の埼玉。当然その土地に見合った作り方があるべきですね。
といいますか
無意識のうちに作り上げている形があるはずです。
寒い土地での断熱方法を取り入れているはずはありません。
当然、この土地にぴったりの形になってると思うのです。
ところを気にしなければ、機械の力にたのんで温度や湿度を
調節すればいいんでしょうけれど。
これでいいのかなあと、思います。
むろん、近代はこうやって発展してきました。
恩恵にも浴してきました。
でも、もうどうやら曲がり角のようです。
土地に根ざした工夫をした古民家のように
身近にある材料と技術で工夫は出来ないでしょうか。
海の向こうからはるばる運んでくる素材やエネルギーをなるべく使わずに
工夫を施したほっとするような、現代の民家って出来ないでしょうか。
こんなこと、どうやって表現し
工夫の道行きはどうしたら、と思っていたら、
野池政宏さんが講師の「自立循環型住宅」セミナー出席の機会を得ました。
これを聞いて、もしやこれをガイドにしたらうまくいくかもと思ったのです。
野池さんは匠の会のアドバイザーでもあるので、気軽にも自然回帰の家のセミナーの
パネリストをお願いしました。
お話をしてもらうだけでは面白くないので、「自立循環型住宅」のガイドラインに
のって「自然回帰の家」の検証を試みる予定でいます。
この経緯はこのブログに書いて
これを元に、6月9日の午後。東浦和のプラザイーストでセミナーを行います。
今日はこのへんで
人気blogランキング,住まいブログランキング/自然素材に参加しています。共感いただいたらバナークリックお願いします。ランキングが上がって励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓↓↓
「サイドバー」と『お気に入りの本』も注目。コメントは読後感であり私的評価です。
★コメントはスパム防止のため、一旦公開を保留させていただいております。ご了承くださいませ。
« メジャーを見るのでブログはお休み | トップページ | 栗原村は階段をかけています »
「 ●家づくりに思うこと感じること」カテゴリの記事
- ブログ再開。家の根源と本質な快適と自然素材(2017.08.02)
- 家を建てるための地盤と基礎をつくるための地盤調査(2015.09.29)
- 自然回帰の家モデルハウス 地盤調査の結果が思ったより良くて(2015.09.28)
- 自然回帰の家の新モデルハウスの室温予測です。(2015.08.24)
- 新築する家の風通しはとても良くなる! そう確信しました!(2015.08.08)
「 ●家づくりの哲学 家って何?」カテゴリの記事
- 長期優良住宅と地域型住宅グリーン化事業に取り組む意味(2015.08.06)
- 『暮らし省エネマイスター』検定の検定試験結果通知書です(2012.11.08)
- 夏を快適に暮らす家にするにはどうしたらいいでしょう。(2012.05.29)
- 家は美しくて地震に強く快適で住みやすいのが一番です。そのうえで工夫を凝らした行動が省エネだと思います。(2012.05.27)
- ひとつひとつは退屈だけど組み合わせると一挙におもしろくなる省エネ・快適技術ってなんだろう?(2012.05.25)
「 ●古い家,建築 家づくりの歴史」カテゴリの記事
- 家は美しくて地震に強く快適で住みやすいのが一番です。そのうえで工夫を凝らした行動が省エネだと思います。(2012.05.27)
- 周りにあんまり振る舞わされずにいこう!と、おもった夢の我が家です。見学会は7月30 ・31日です。(2011.07.06)
- 古くなるほどに良くなっていく家が理想の姿です。(2011.06.09)
- ドイツ三日目朝の大聖堂とドナウ川です。(2010.05.30)
- とても静かな修道院の中です。家もじつはこうなのでしょうか。(2010.05.29)
「 ●家づくりの方法」カテゴリの記事
- 家を建てるための地盤と基礎をつくるための地盤調査(2015.09.29)
- 自然回帰の家モデルハウス 地盤調査の結果が思ったより良くて(2015.09.28)
- 障子のある家のお引渡しです(2015.05.23)
- 地域型グリーン化事業の要領が公表されました。(2015.05.02)
- 強い家、心地良い家ってなんだろう(2014.08.31)
「 ●自立循環型住宅 家づくりの科学」カテゴリの記事
- 新築する家の風通しはとても良くなる! そう確信しました!(2015.08.08)
- 家は美しくて地震に強く快適で住みやすいのが一番です。そのうえで工夫を凝らした行動が省エネだと思います。(2012.05.27)
- ひとつひとつは退屈だけど組み合わせると一挙におもしろくなる省エネ・快適技術ってなんだろう?(2012.05.25)
- なんで家をつくるのでしょうか。セミナーのご案内です。(2012.02.14)
- てっぺんの窓とシーリングファンだけで空気をガンガン外に出している我が家です。(2011.10.17)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
現代の民家というのはマンションのことですね。
共感しました。。。
投稿: あつき ちしお | 2007年5月 9日 (水) 23時27分
「地産地消」
食育の本なんかを読んでいると、最近よくこの言葉を目にします。
その土地で生産したものを、その土地で消費する。
その土地に、古くから根ざした調理法で。
お家づくりにも、「地産地消」の考え方を!と言うことでしょうか。。。
その土地で出来た建材を使って、その土地にあった工法で建てる。
お家づくりも、自分のお家だけでなく、地域にまで目を広げて、もっと大きな視野で考える必要があるのかもしれませんね。
投稿: あぶりしゃけ | 2007年5月10日 (木) 09時25分
おお~!
すごい興味あります!!
その辺の事、ブログで記事にして下さいよ~。
(あんまり具体的な内容は無理でしょうが、、さわりでも・・・)
おもしろうそうっす。
投稿: hiro | 2007年5月10日 (木) 11時53分
★ちしおどの?
無言にします ・・・・ ・・・・
★あぶりしゃけさん こんばんは
もっと当たり前の状況にと思うだけです。
★hiroさん こんばんは
はい! 努力します!
投稿: tatsuro | 2007年5月10日 (木) 18時04分