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2007年4月27日 (金)

栗原村に「南部赤松」が入りました

Img_1989_m栗原村7号棟についに床板が入りました。

この床板は、
岩手県の南部地方の赤松です。

南部とは県南という意味ではありません。
南部氏の領有地である
青森県東部から岩手県北上市あたりまでを
南部地方といいます。

この中には遠野も含まれます。
あの遠野物語の「遠野」です

 
 
Img_1989_m_1

写真の、大工さんが手に持って2階に上げている板
手前に積んである板が、この栗原村で使う床板です。

厚さは3cmあります。

今年は暖冬で赤松をあまり伐採できなかったんです。
赤松は暖かいときに切ってしまうと、アオカビが生えるんですね。
夏場では僅か半日でアオカビだらけになってしまいますよ。

だから、今回の赤松は極めて貴重なんです。

また、温暖化によって松枯れ被害が広がっているようですから
貴重な赤松です。

では、切らずにおけばいいのではとの意見もありますね。

私は、森林を伐採する理由に三つあると思います。
 
 
その一
老齢化した樹木は、人と同じように空気をあまり吸い込みません。
だから光合成による二酸化炭素の樹木への蓄積が少なくなります。
ということは老齢の木は地球温暖化ガスの抑制にはつながりにくい。 
 
 
その二
森林といっても原生林ではない日本の山では、
どうしても人の手を入れなくてはなりません。
人がまったく行かなくなる山は、ひょろひょろとしてて
とてもとてもこの山から恩恵をこうむってるとは思えません。

ひどい状況になってしまいます。

私も子供の頃には薪を拾ってきたり山菜を取ってきたり、
夏休みには下草刈にかりだされました。

森林の豊かさが全ての恵みの始まりですから、手入れは続けるべきなんです。
 
 
その三
森林の木によって生計をたてる人たちのためです。
生活が成り立たなければ山の手入れができません。

山の手入れが悪く荒れてくると、水がなくなり、
この水が流れる川が川でなくなります。
荒れた川付近の海が豊かな海ではなくなります。
ただ海水があるだけで、海の恵みが得られなくなります。

水もなくなり海の幸もなくなるんです。
 
 
 
こんな理由で
森林の伐採により若い木が再び植林できれば、
温暖化抑制にはなるし、
おいしい水も確保できるし、
海の幸も目の前に広がります。
こうした貢献をしている人たちの生活も保障できるわけです。
 
 
家をつくる行為は、こうやって地球を守り、水を守り、海を守ることにつながっています。

家をつくって、自分も幸せになり
周りの人も、次の世代の人たちも幸せにしましょうね。
 
 
木の家をつくり、そこに住むってことは幸せなことなんです。

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