流石は左官職人!
お宅をを見てまわって,確認をしながら
「和室にも少しあるんですよ」
と,お客さん。
ここでハッと気がついてしまったtatsuroです。
塗壁の材料は「タイガーケンコート」という珪藻土の入ってるプラスターです。
色はクリーム色。
和室だけは若草色で他の部屋と違います。
この若草色の和室の壁の補修もお客さんに事前に言われていたのです。
私が左官屋さんにこのことを伝えていませんでした。
そうです。当然、和室の壁の材料は持ってきていません。
持ってきたのはクリーム色の材料だけです。
さて、困った。困った。
しかしですね。流石は左官屋さんです。
「庭にいい土があったから、これを混ぜて作ってみます。」
と,クリーム色のタイガーケンコートに庭の土を混ぜながら
「もともと壁は土です。その場所の土を使って塗るのが一番です。」
「壁に色をつけるときも色土を使いますが
その土の色によって様々な色合いができるんですよ。」
と、左官屋さんが説明してくれました。
試しに塗ってみることにしました。
いやはや,こんなことになるとは
私もびっくりしました。
「乾いてみて,廻りと違って違和感があるなら,お電話をください。」
とお断りして、お宅を後にしました。
今日は
左官職人の受け継がれてきた技を改めて見ました。
人気blogランキング,住まいブログランキング/自然素材に参加しています。共感いただいたらバナークリックお願いします。ランキングが上がって励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓↓↓
サイドバーのお気に入りの本も注目。コメントは読後感であり私的評価です。
★コメントはスパム防止のため、一旦公開を保留させていただいております。ご了承くださいませ。
« 大好きな建築「高山寺石水院」 | トップページ | 自然回帰の家のスタッフは素敵でしょ »
「 ●家づくりに思うこと感じること」カテゴリの記事
- ブログ再開。家の根源と本質な快適と自然素材(2017.08.02)
- 家を建てるための地盤と基礎をつくるための地盤調査(2015.09.29)
- 自然回帰の家モデルハウス 地盤調査の結果が思ったより良くて(2015.09.28)
- 自然回帰の家の新モデルハウスの室温予測です。(2015.08.24)
- 新築する家の風通しはとても良くなる! そう確信しました!(2015.08.08)
「 ●家づくりの素材」カテゴリの記事
- カウンター材の節や色やこもごも気になってきて、結局、取り替えることにしました。いろいろあります。(2011.05.25)
- 夢の我が家では実のなる木を植えたいです。(2010.11.25)
- 栗駒木材さんへ木を探しに行きました。(2010.10.18)
- 木がいっぱい見えてワクワク中です。(2010.02.21)
- 平家にすると屋根が映えて見えて、いい感じですね。(2010.02.20)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
昔は家のお父さんが自分で土を使ってやっていたんでしょうね。
いつから左官屋さんが生まれたのかは知りませんが。
時代がめぐって、誰にでも手入れできる物へと、循環しているように見えるのは私だけでしょうか?
投稿: sugioka | 2007年4月 7日 (土) 17時48分
sugiokaさん こんばんは
壁の下塗りは泥ダンゴを押しつけて誰でもやっていたようです。
しかもその泥は目の前の田んぼからとってきて寝かしたもの。
そのうち,時代が一回りするのでしょうか。
投稿: tatsuro | 2007年4月 7日 (土) 22時38分
窮地を救ってくれるプロっていますよね。
私もよく自分の浅はかさを恥じながら
お世話になっています(汗)
投稿: ワンマン | 2007年4月 7日 (土) 23時14分
いい職人さん、抱えてらっしゃいますね。
今時、そんな機転のきく方、そう多くはありません。どんな家を造られているのか伝わってきました。
投稿: アトピッコハウスMrs.アン | 2007年4月 8日 (日) 16時48分
ワンマンさん こんばんは
やはり職人の技にはかないません。
ただ,感心しきりです。
投稿: tatsuro | 2007年4月 8日 (日) 21時45分
Mrs.アンさん こんばんは
私が抱えられるんですね。きっとね。
だって,私はなにもできませんからね。
投稿: tatsuro | 2007年4月 8日 (日) 21時47分