いい家ってなあに? その1
昨日は家とはなんだろうかと、考えてみました。
かなり硬く即物的に考えました。
しかし、このように家をとらえなおしても、
夢の一杯つまったいい家を考えたのではありませんね。
ここを考えていこうと思います。
“いい家とは何でしょうか。” と “いい家の条件。”
は違うように思います。
吉田兼好の徒然草に有名な一節
家 の作りやうは、夏をむねとすべし。
冬は、いかなる所にも住まる。
暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。
これをどう思うかが、いい家とは何か、と、いい家の条件
の違いを考えることになるでしょうか。
いい家とはそこに住む人が、「うん。これがいい家だ!」と感じればいい家です。
兼好法師は出家ですから、世の中の権勢とは離れ
ただ自然と共に山中に暮らしています。
また、もともとは武士ですから、屈強な肉体を供えているはずです。
冬の寒さはその体力において跳ね返し
権勢とは無縁ですから、あばら家でも一向に差し支えはない。
自然を感じるには、夏涼しくあるほうがいいわけです。
だから、兼好法師にとっては、夏涼しい風ぴゅーぴゅー。冬は寒い。
こんな家がいい家なんですね。
ここで生活の内容と関連してきます。
あと、生活の質みたいなものもいい家には必要ですね。
兼好法師は出家して山中に暮らすことに、生活の質を見出しているように思います。
この生活の質が、夢の一杯つまってるってことかなと思います。
では私は、どこに生活の質を、夢を感じるでしょうか。
これを読んでいただいた皆様はどこに感じますか?
お聞かせください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く
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コメント
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僕は平日夜の食後は家族でダイニングで集いたいかな~
(^^)
または休日は子供も一緒に料理を作りたいです。
こういうのでいいのかな?
投稿: Mちゃん | 2007年3月 1日 (木) 20時46分
Mちゃん こんばんは
コメントありがとうございます。
じゃんじゃんMちゃんのような
意見を聞かせて下さいませ。
投稿: tatsuro | 2007年3月 1日 (木) 21時06分
僕は休みの日に、涼しくて・ポッカポッカの縁側にて、家族で昼寝かな?
投稿: hiro | 2007年3月 1日 (木) 21時47分
こんばんは。私もいいですか?
私は、エアコンがなくても一年中気持ちよく、家族でお昼寝したいです。
それから、ちゃんとひとりになれて、でも孤独にならないのがいい。
Mちゃんと同じで、家族みんなでお料理もしたいです。
投稿: あぶりしゃけ | 2007年3月 1日 (木) 21時59分
自然と共に生きていける家がいいです。
花粉シャットアウトでなく抵抗力の付く家とも言うのでしょうか?床下暖めて家全体が寒さを感じないのは家とはいえないですよ。漬物がだめになってしまうんですから・・・しかし難しい、ひとそれぞれですね
投稿: ワンマン | 2007年3月 2日 (金) 00時17分
はじめまして。
徒然草は自分も好きです。あれを読むと俗物的で物欲的なのが恥ずかしくなりますよね。
『いい家』は良いお題ですね。自分も今家を建てているんですが、とても難しいです。「家族のために」建てているつもりですが、実は純粋に自分のために建てているような気もするし。
しかもどっちにしろ地球のためには「いいこと」だとは思いずらい...
建てている間にも本当に色んなことを考えます。『自分たちにとって良い家にしたい』と思う反面、『独りよがりの家にしたくない』とも思ったりします。
結論はないんですけど(笑)、家作りは本当に『個人的』なのに家を作ると言うことはとても『社会的』なこと。これからも揺れながら考えて行きたいです。
たつろうさんのブログ、今後も楽しみにしています。
投稿: shinypap | 2007年3月 3日 (土) 10時46分
★hiroさん。涼しくてポカポカの縁側
★あぶりしゃけさん。台所中心で、ひとつでもあり、個でもある。こんな家が理想なんですね。
★ワンマンさん。暖かい家が理想ですね。
★shinyapさん。はじめまして、コメントありがとうございます。
家作りはどうしても社会と関係しますね。私はいっぺんには出来ないと思いますので、出来ることをひとつずつと思ってます。
投稿: tatsuro | 2007年3月 4日 (日) 09時19分
皆様。コメントありがとうございます。
やはり冬は暖かい家が、いいな
台所が家の中心だ
というようなコメントだと思いました。
これから、普段の思っているいい家についてまとめようと思います。
投稿: tatsuro | 2007年3月 4日 (日) 09時22分