焼き土台とネコ石
まずは基礎全体の様子です。
ベタ基礎の立ち上がりの上に土台を敷いています。
土台の材質は桧。
側面が黒くなっているのが桧の土台です。
土台が黒いのは、バーナーで焼いているからなんです。
バーナーで焼くと土台の表面が炭になります。炭は腐りませんね。
例えば大昔の遺跡から炭になった米などが発掘されることがありますよね。
炭が腐らない証拠です。
この焼き土台は立ち上がりのコンクリートに直に乗っかってるのではありません。
コンクリートの上にネコ石を置いて、その上に土台を敷きます。
土台と基礎の間に隙間がありますよね。
土台と基礎コンクリートがくっついていないのが分かります。
この隙間が床下の換気口になります。
また、外回りのコンクリートが含んでいる水を土台が吸わないように
石で縁を切ってる訳ですね。
自然回帰の家がここまで手をかける理由があります。
白蟻の嫌いなもの・嫌いな環境をつくってるんです。
白蟻は桧が嫌いなんですよ。外材はおいしいけれど、桧は不味いようで、食べません。
白蟻を手にとって透かしてみると、向こう側が見えるくらい皮が薄いです。
乾燥したところでは生きていけないんですね。
もうお分かりですよね。
床下をを乾燥状態にし、桧を使い、さらにバーナーで焼いて
家の基礎となる部分の耐久性をあげてます。
自然回帰の家の床下はこうなっています。
ここは出来上がると見えなくなります。
けれど見えなくところで家の性能は決まります。
上棟風景を今度の土曜日に14:00から公開します。
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コメント
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すごいですね。
ネコ石ですか~。
昔は堅木でやってましたね~。今はプラスチックとかが多いんでしょうが、ネコ石はイイですね。
石の湿気ってのも、こんな形でやるなら問題ないんでしょうね~。
昔昔うちが建てさせてもらった家で、今の基礎の立ち上がりの様な長細い石を敷いて、その上に鉛はかせて土台置いてるのもありました。
今日の記事、勉強になりました~♪
投稿: hiro | 2007年3月28日 (水) 17時37分
hiroさん こんにちは
長細い石を敷いて鉛をはかせて・・・
こちらの方が勉強になります。
やはりプラスチックやゴムでは信用できません。
厚みも1cmで薄いし。
4cmのネコ石は守り続けています。
投稿: tatsuro | 2007年3月29日 (木) 15時07分