なかのひと


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2006年4月22日 (土)

お隣の国の左官屋さん

ある日のこと。町を歩いていたら,職人さんが土でダンゴを作って,これを壁に押しつけていた。面白そうでしばらく見ていた。かごに拳よりちょっと大きい泥ダンゴがつんである。脇には珪藻土の袋。思い切って職人さんに聞いてみる。
「いっつも,そうやって壁を作ってるんですか」
「そうだね。先週も青山の店をこうやって壁を塗ってきた」
「その土はなに?」
ちょっとつまらなそうに
「珪藻土だね」
「本物の土は使わないの」
「国ではよく使ってるけどね」

くに?

「どこの生まれですか」

土佐とか,岩手とか,こんな答えを期待してたけど

「うん朝鮮」

いや,驚いた。今では左官職人にも国境はないんですね。
「今でも,お国では泥ダンゴで家を作るんですか」
「そうよ」

今ごろ,この左官屋さんはどうしてるだろう。この国ではごまかしの壁材料が多い。騙されないように使うのに気を使う。でも,隣の国では,本当の土をそのまま使って,壁を作る。
やっぱり合成樹脂でかためたものより,人工物を加えていない土がよさそう。樹脂でやれば簡単だし,一見きれいに仕上げられる。

でも,あの職人の手についていた土を思い出すたび
手と土の匂いを忘れず,本物を常に追いかけたい,とぶつぶつ独り言。

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コメント

それは、大変興味深いですね~
団子を作るのは、空気を抜くためかな?

韓国にしても、朝鮮にしても、近代化しても、守るところは守るっていう姿勢がありますよね。
私たちはどうでしょうか?
感化されすぎではないかな~と思う、今日この頃でした^^

さき姉さん>コメントありがとうございます。泥を団子にすれば、これを押しつけるだけで壁を作れるから、だと思います。昔はこうやって家づくりに近隣が手を貸したのだそうです。それから、四国ではまだまだ泥壁の家が多いようですね。関東では滅多に見ません。

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