なかのひと


GoogleAnalytics


« 我が家のリフォーム計画その6(キッチン) | トップページ | 昨晩はK氏に多くを学びました »

2006年4月17日 (月)

チャングムの座る床

チャングムの誓いを見ていて
一つ、疑問に思うことがります。

それは
床の張り方に朝鮮張りというのがあります。
床梁を井桁に組んで、その井桁の
一つ一つに床板を張っていく。
このとき、一枚一枚の床板は短いものなります。

ところが
チャングムの誓いでは
この朝鮮張りが出てきません。
王様の執務室も朝鮮張りではありません。
画面を見る限り、リノリウムに見えます。

では
あの床は何でしょうか。
朝鮮の民家、という、本を開いて少し調べてみました。

これによると
朝鮮ではオンドルという床暖房をします。
これは焚口の煙を吐き出す煙突を床下に埋め込んでしまって
この煙突の熱で床を暖める方法です。
煙突は石で組んで、粘土でさらに固めて、床面の下地を作ります。
この上に紙を三層くらい張ります。
一番上の紙は、油を引いた紙を張るのだそうです。

この上に、庶民も王様も座っているんですね。
粘土の床ですから、固い床になります。

だから、座るときは、畳の上のように正座はしません。

よく見ると、片方の膝を立てて、膝を抱えるように座っています。
王の前では、片膝立てではないようです。
長いスカートの下では、胡坐をかいているんでしょうか。
オンドルの家では朝鮮張りはやらないのでしょうか。

<
<
<
<人気blogランキングへ〜クリックお願いします!!!

左サイドバーのお気に入りの本も注目。コメントは読後感であり私的評価です。
サムネイル画像をクリックするとAmazonへジャンプしさらに詳しい情報が見られます。
             <<<  自然回帰の家/匠の会・千葉工務店  >>>

« 我が家のリフォーム計画その6(キッチン) | トップページ | 昨晩はK氏に多くを学びました »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

●家づくりに思うこと感じること」カテゴリの記事

●チャングムの誓い」カテゴリの記事

 ●古い家,建築 家づくりの歴史」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
韓国の民家村に行きました。
朝鮮張りの床はもちろんあるのですが、
「屋根があるが壁無しの半外部」……朝鮮張り(板敷き)
「囲まれた室内(房=バン)」………オンドル(紙敷き)
というように分かれていたと記憶しています。

神楽坂建築塾塾生ブログ
http://kjblog.blog6.fc2.com/blog-entry-34.html
に資料の写真を載せましたので、よかったら覗いてください。

渡邉さんおはようございます。さすがは博識で色んな国の民家を見ているんですね。参考になります。
神楽坂建築塾塾生ブログを見にいきます。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: チャングムの座る床:

« 我が家のリフォーム計画その6(キッチン) | トップページ | 昨晩はK氏に多くを学びました »

このブログ内での検索


  • Google

    Web全体
    このブログの中

最近のトラックバック