なかのひと


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2006年3月 3日 (金)

ちっちゃなお雛様

かわいいものを見てきた。ちっちゃいほんとにちっちゃい男雛と女雛。ガラス細工の小指の先ほどの男女一対のお雛様。

これ誰が買っていって、どこに飾るのかな。
どこでもいいのか。窓のところに。本棚の前に。食卓の片隅に。かわいいお雛様は桃の節句のころ、飾ってもらえるのかな。

殿と姫、三人官女、五人囃子、随身、衛士の五段飾りではないけれど、ちいちゃいお雛さは、どこかのおさげ髪の女の子に可愛がってもらえるんだろうな。

平安の昔から伝わる雛祭りもこんな形で今も目に出来る。普段の暮らしに花を添えるむかしむかしからのお飾り物。何はなくとも、これだけで、ほっとするよね。きっと。

「季節の中に、七草、桃の節句、端午の節句、七夕、菊、の五節句があるよね。」
と、妻に耳打ち。妻は聞いてなくて、かわいらしい雛人形に見とれているみたい。

五節句それぞれには昔から伝わる楽しみ方と設えがある。
無病を願い新春の野の若菜で作る七草粥。桃の節句には雛の幸を願う雛祭り。端午の節句には菖蒲で健やかさを保ち、男の子の剛健さを願う五月人形や鯉のぼり。七夕で星に願いを込めて竹が飾られる。菊の節句では長寿を願い菊の周り。

節句はそれぞれ季節と結びあう。命の芽吹く新春。桃の花が咲くころの春。春から夏の田植えのころ。夜空を見上げて涼みたい夏。菊の花をめでる秋。

季節忘れていないかな。季節を味わうために何かしたかしら。竹の子が取れたから焼いて食った。たらの芽を新鮮なうちにてんぷらで食った。里芋もを塩湯でして食った。みんな食い気ばかり。
もっと体全体で、目、耳、花、口、手で足で季節を感じたい。出来ることなら、家に居ながら季節を感じたい。
季節を感じたら、行事に託して表現し、皆で祝って、この土地に住んできた我が先祖。

「一年のうち五回も盛大に楽しめるなんて、幸せだよね。」
と妻に言う。

妻は
「このお雛様。買っていい?」
と、ショッピング。

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