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2006年2月 7日 (火)

論語の言葉

こんな言葉があります。
 『学んで思わざれば即ち暗く、思うて学ざれば即ち危うし』
論語にある言葉です。

これは
本で勉強したり、人に聞いたりして得た知識は、自分の言葉にし、実際に試し、行動を起こさなければ、はっきりしない。学んだ事は自分の血肉にならず、身近な人に理解されるような人になれない。また、自分の考えを良しとし、この考えを下に強い働きをして、今まで成功を収めていても、己の考えを過去の歴史や他人の意見を耳にしながら系統立てて思いを巡らしたり、少しずつでも他人に分かりやすく説明出来るように勉めていかないと、どこかで躓くから、独りよがりは、危険です。
と、いう意味だと思います。

世の中には腹立たしい事が一杯です。腹に立つことをその場で、それはけしからん、と言い喚いても、それだけのことです。何がいけないのか、自分の頭で考えてみて、一つ一つはぎ落とすように明確にしなくてはいけないでしょう。丈夫な本物の木の家が良い家。これは、ただ、頭の中にある単なる知識かもしれません。丈夫ということはどういう事なのでしょうか。このように作っているから丈夫です、と、分かりやすく言葉にしてこそ、丈夫な家を造ることが出来ます。これが、はっきりさせる事です。

工務店はいつも真面目に家を造り、廻りの信頼も得て、何十年もきちんとやってきている。うちは大丈夫だ。というのは、即ち危うし、かもしれません。確かに手作りで、丁寧に仕事をし、信頼も大きい工務店は多くあります。でも、論語の言葉を聞かないと危ういかもしれません。注文して建てる家は、契約書を取り交わした時点では、家の影の形もありません。目の前にお金を出して手に入れるはずのものが、何にもありません。こんな状況で、お支払いしていただくのですから、これは考えると大変なことです。

私の作る家は丈夫です、と、いうだけでいいでしょうか。何故丈夫なの、というのが自然な流れだと思います。これに対する答えを用意したいものです。

食べ物の世界でも、きちんと検査をしているから安全です。国の認めたものを使い、決められた量以下しか使っていません。だから安全です。生産地をラベルに示しているから安全です。でも、どのように安全でしょうか。

添加物の入ってない食品も安全な事は分かっています。食べ物の世界でも腹立たしい事が日常的に起こっています。身近で採れる自然の材料だけで作れば、世間を騒がす事も起こらないし、安全です。でも、どんな風に食品は安全なのでしょうか。このどんな風にを、我が社の女性社員は試しています。

なんと、味噌を大豆の豆から手作りしようとしています。これこそ、『学んで思わざれば云々』が分かっている姿のようです。まさか面倒な味噌作りをやろうなんて、私は思いもつきませんでした。こんな彼女たちを私は尊敬しています。

私は建築の勉強もし家造りのプロと自負はしています。でも、家造りよりもっと身近な食べ物の世界では彼女たちには遠く及びません。彼女たちの行いを、傍らで見たり聞いたりして驚いています。

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