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2008年10月16日

『賢く生きる知恵』

賢く生きる智恵 は帰宅途中の駅にある書店で買ったのですが
いわゆるビジネス書のコーナーにありました。

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ビジネスコーナーにあるものは著者個人の手前勝手な考えが延々と書いてあったり、まあ勿論価値ある経験からくるエッセイなどは含蓄があっていいものですが、
たいていの場合はつまらないものばかりだと思っていました。

ところがこれは違います。

書いたのは17世紀スペインのイエズス会修道士バルタザール・グラシアンという人です。
どんな人物なのかはよく知りません。

人間の純粋さからくる理想を追い求めるところを認めるし賞賛もする。
けれどもそんな高潔な聖人みたいな人が成功するとも限らない。
むしろ妬みや愚かな人からの恨みで悲惨なことになるケースが多いもの。
ここで『史記』を表した司馬遷は「天道是か非か」と言ったりしながら、人間の記録を顕しました。

バルタザール・グラシアンはここを一歩踏み出して
自分の理想をとげるためには、正しい方法が必要で
実践のマニュアルも必要だ。と、言ってますかね。

だから、一見すると極めてたちの悪い「狡知」ともとれる
例えば
 「考えをはっきり言わない」 「厄介なことに近づかない」
 「相手に応じて態度を変える」
みたいなセンテンスも出てきます。

けれど、その前後を良く見ると、
自分を高めながら、正しい生き方をして、
実際の世界で生き抜いていく実践をシンプルに書いているんです。

すると、これはただ1回通して読んだだけでは解らないかなと思う。
何かで失敗したら引っ張り出し、
危険な臭いを嗅いだら読み返してみる。


現実との間をいったりきたりしながら
何度も読んでみて行動をしてみて、やっと理解出来るでしょうか。
  
たしかにねいくら真面目にやっても結果が悪ければ駄目だし
高潔な人物で高い理想を掲げて行動して、結果的に不幸であれば
なんのための心と行動でしょうか。
 
  
正しい方法、確たる思い、卒のない表現、賢い行動を続けて
成功しよう!

というわけです。
 
 
最近。必死でやってるのに。
なにこの廻りのリアクションは!?
と、ひとり、合点の行かないことが多いのです。
「つまりは行動と表現の仕方が廻りを無視しルールからも外れているからです。」
と、400年前のバルタザール・グラシアンから呼びかけられました。

久しぶりに本を書いた著者と会話をしたような気分です。
 
 
手づくり木の家万歳!たつろうの幸せ日記】はこちらです。

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